フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

鎧を固める

2013-01-27 09:47:46 | Weblog
アルジェの人質事件の結末を見て日本の平和的解決が世界基準となっていれば人命は助かったかもしれないと強く思った。よくレベルの高い人が理解されずレベルの低い人の意見に振り回されるというのは世の常だけど変革と保守の差はなかなか埋められない。テロには屈しないというのと平和的外交で相互理解というのとどちらが分かりやすいかを見てもわかる。やられた、やられないためにも鎧を固めるというのも理解しやすい。だが待てよと理性が訴える。ここが大事だ。無念に散った人質の人たちが復讐を願っただろうかと。
平和と正義を願っているんじゃないかと。僕らは土台が間違っているんじゃないかとこの頃思う。考えてみればいまだに武士道の基本に立って物事を判断している。礼儀とか躾とか立ち居振る舞いとか賞賛されるものも多いけどすべて武の上で成り立っているんだ。これって武力が基本の世界情勢と何ら変わらない。それで抑止力なんて平和なんてちゃんちゃらおかしい。武って戦って守ることが基本だもの。戦わず守る方法ってあるはずだよ。ガンジーは昔無抵抗主義を唱えた。先駆者はいやレベルの高い人はどの世界でもいるんだそれを今日本は唱えることができる。世界に発信することができるのに自民党政権は後戻りして鎧を固めようとしている。それはそれで分かりやすいのだが世界のリーダーが持つ理論や方法ではない。日本の平和外交をいまこそ世界へ発信せよ。
コメント
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