フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

無為自然

2019-05-03 08:12:26 | Weblog

五月にしては気温高すぎ。今日の最高気温24℃。「無為にして自然と化す」と言われてもなぁ。まぁ人は自然に向かうごとに病気から遠ざかるというからこれは医学の父ヒポクラテスの言った言葉だそうだが漢方ではなくギリシャの哲学者が言ったというのが面白いね。そうか古代ギリシャはキリスト前だったからか。キリスト教ならそんなこと言うわけないからな。自然は神が人間に与えてくれたものと言うのが前提だから基本、自然に対する考え方も違うんだよね。彼等は自然は征服するものと思っているから「自然と共存する」という古代ギリシャ的考えとは違うんだよね。神話のある国と無い国の差なんでしょうかね。詳しく調べたことはないけど。その五月の昨日、鏡川べりをいの町に向かって約2時間くらい散策しました。まさに風薫る五月。川面は穏やかに輝いて1コ裏道に入れば静か。この家並みはせっちゃんが淡彩で描くのにいいなぁ。とかあの木はサナエちゃんに描かせたらいいな。あの震える手で。「わたしは飲んだら手は震えん」と言ってたっけ。とか一人遊びをしながら進んで行く。背中にしょったカンケンバッグは最高。スウェーデンのランドセルだから子供が背負って負担にならないように設計されてるんだって。これは歩くときのおすすめだね。「アッさくらんぼ」とかいろいろなものが歩いていると見つけられる。あれは何の木だろう。大きな木の下に小さな社があってその傍に赤い車。中から女の人が出てきてこれから農作業の準備かな?鍬を取り出した。まるで絵に描いてくれといった風景。そこでパチリ。歩いてこそだね。シャガ、サツキ、菖蒲、カラー芍薬と花には事欠かない。こんなに楽しめる自然も今や危機だという。温暖化と破壊で。すべて自然と共存しない人間たちが行ってることだけどそのせいで絶滅していく動植物が多数だって。これを止められるのが人間。止められないのも人間。さてどうするか?というのが国際機関の喫緊の問題だそうだ。地球は病んでいるという意識を全世界の人間が持たないと食糧危機、水不足、エネルギー不足と洪水、地震、火山爆発と大変なことが身近に迫ってるって。「無為自然」とは老子の言葉じゃなかったけ。自然は征服できないんだから健康な自然、健全な人間として自然と共存していこうよ。とこんなことも考えながらブツクサと言いながらあっちへ寄り道、こっちへ寄り道と、いい汗流しました。

コメント
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