フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

Anouchka

2019-05-17 09:21:19 | Weblog

アランドロンにファビアンという息子がいるのは知ってたけどその姉のアヌーシュカがいることは知らなかった。アランドロンはアランドロンだから何人子供がいたって知ったこっちゃないと言われればそれまでだがアヌーシュカは28歳だというじゃない。孫かと思ったら娘だって。ジョニーアリディんとこが遺産を巡って争ってるからそれを見てアランが手を打った。後継人はアニューシュカだと。まぁオレが死んだあとケンカしないでくれよな。というようなことが今朝のフランスの新聞に出てた。やはり人は死ぬ準備に入ったらあれこれ思うんだろうな。自分は勝手に生きてきたくせにさ。自分の死後は管理できないんだからと思うけどそこが人間の欲なんだろうね。芭蕉のようにすべてを捨て去って旅に生きるのは難しいんだ。「月日は百代の過客にして行き交う人もまた旅人なり」か。でも芭蕉ってよっぽど旅が好きだったんだね。「旅に病んで夢は枯野を駆け巡る」というのが最後の句でしょう。死ぬ間際まで旅を夢見てるなんて遺産の管理を娘に託す話よりよっぽどスケールがデカいと思うんだけど。やっぱり日本人の方がサムライナンだね。と言うとアランドロンがそんなことアヌーシュカというのでしょうかね。

コメント
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