昨日バジルんちのバァサンが入居してるボケ施設に行ってたら「どちらさんですか」とバァサンが言うの。ついにオレが分からなくなったのかと半分寝てる顔を覗き込むと何やらブツブツ。昔の友達の名前を言ってる。バジルが用事を済ませてやってくると「あっ、」と覚醒。一瞬だけど脳が気づく。その後はすぐにムニャムニャ。だけど人間て凄いね。どんなにボケてても一瞬で記憶がよみがえってくるんだから。その一瞬が今の彼女のすべて。9月14日に85歳だったかな亡くなったサムサフランの「Escaliers(階段)」という絵を見てるとボケてなければこうなんだろうなということがよく分かる。入院先の病院から逃げ出したいという気持ちを階段をセンターにおいて病院の外観を滅茶苦茶に描いている。まるで恐竜の背のように。たぶん建物が歪んでいるんじゃなく自分が走って逃げてるというか逃げながら描いた絵なんだろうなと想像して面白い。そうなんだよな、ボケても自由が欲しいんだよね。それは分かるけどボケに自由に走り回られても困るからなぁ。しかし・・・。現行の介護制度は再考の余地があるねとブツブツ。
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