フェンネル氏の奇妙な生活

気付いた世界の中の小さな出来事と水彩画と時たま油絵と思いついたことを爺さんが一人語りいたします。

free solo

2019-12-02 10:02:48 | Weblog

mexicoで世界的に有名な米国のロッククライマーが墜落して死んだ。Bradgobrightだ。つい先日、ナスジオで「フリーソロ」というドキュメント映画を見たばかりだったからとても身近なものにその事故が思えた。フリーソロというのはロープも何も使わずに聳え立つ岩を登るという世界で最も危険なスポーツだ。映画ではこれも有名なAlexhonnoldがヨセミテ公園にあるエルキャピタンというほぼ垂直の岩山を登るドキュメントだったけど高さがほぼ1000mくらいあるのかな。ルートが沢山あるらしいけどフリーで登るっていうのはそう見られるもんじゃない。テレビで見ててもお尻がゾイゾイするのに現場で撮影してるスタッフは大変だっただろうな。落ちれば彼の死の目撃者になるのだから。痩せた手足の長い小柄の男が岩に張り付いて小さな足掛かりを見つけながら垂直の岩を登る姿ナンカ「もう見てはいられない」とスタッフの一人が泣きながらモニターから顔をそむけた気持ち分かるなぁ。これだけ死と隣り合わせのスポーツって他にあるかなぁ?山を誰もスポーツとはとらえてないと思うけどスポーツの要素もあるから大きく言ってスポーツなのかな。映画でもアレックスの元に有名クライマーの墜落死の訃報が届く。アレックスはあまり動揺しない。もうそんなのに慣れているんだろうか。そうじゃなくて感情が表に出にくくなってるんじゃないかな。勿論ブラッドもここエルキャピタンをソロで登ってるしアレックスと二人でも登っている。映画の中の人と思ってたアレックスがブラッドの死に寄せてインスタグラムと追悼をアップしてたからビックリ。仲良かったんだね。アレックスによるとブラッドはとても穏やかな人で握力というか指の力が強かったってね。新聞記事ではブラッドの死因はロープのすっぽ抜けだってね。ロープの端の処理を忘れたのが原因とか。その時の状況が分からないから物理的に言えばのことだけど。自然の中で自然を楽しむというのは身近に犠牲が潜んでいると常に思ってなくちゃいけないね。

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