昨日は畑に行って植えたばかりの玉ねぎの畝を見に行くと苗が散らかっていた。何とイノシシの「猪ちゃん」が来てたんだ。「猪ちゃん」はもうこの時期には来ないと思ってたのに暖冬なんだね。山の奥でじっとしてりゃぁいいものを。いくら禁猟区といっても許可もらったら獲れるんだぞ。どこかの県の警察みたいに素手で捕まえる勇ましさはないけど(捕まえられるわけないのにナニ考えてたんだろうねあの警察)。捕まえたいという狩人のおっさんと知り合いなんだぞ。そしたらすぐに「猪鍋だぞ」。とブツブツ言いながら畝を整え苗を植えなおした。それから新しく買ったパーコレーターで珈琲を点てて小屋の縁側に座って一休み。エゴンシーレだったらこの木をどんな風に描くのかなと思ってたら今朝のフランスの新聞に1997年に盗まれたクリムトの絵を警察が発見。その信憑性を調査中とあった。クリムトといえばエゴンシーレが心酔していた画家で師と言ってもいい人だったでしょう。何というリンク。何でも絵は盗まれたところの壁の中に隠されていたってね。本物であればいいね。と祈った。すると関係ないけど竹内浩三の「ぼくもいくさに征くのだけれど」をそらんじていた。
なんにもできず 蝶をとったり 子供とあそんだり うっかりしていて 戦死するかしら そんなまぬけなぼくなので どうか人並みに いくさができますように 成田山に願掛けた
人は祈るもんなんだね。戦の為に祈りたくはないけど。これは反戦詩なんだろうね。シーレもそうだけど早死にの才能って惜しいね。ほんの少しでいいから分けてくれてもよさそうなものなのにとブツブツ。おジイは咳するだけ。