みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

藤田真央 モーツァルト ピアノソナタ演奏会ファイナル

2023年02月11日 | ライブ&コンサート
真央君のモーツァルト ソナタ全曲演奏会の第5回、ファイナルを聴きに行く。
この上なく美しいモーツァルトだった。
濃淡が見事。瑞々しくて、よく吟味されている感じ。
最後の会は、最後のソナタで締め括られた。

アンコールの後、演奏中のミスの分析・解説のトークが繰り広げられて、とても奇抜!
今日は4か所も間違えてしまったとのこと(いつもは1回ぐらいとのこと)。
間違えた所を、取り出して弾いてくれて、面白おかしく、失敗の理由を自己分析してくれる。
真央君曰く、すべて慢心とのこと!
真央君級のピアニストでも、演奏中の心のうちは、一般人と同じなのが興味深くて、笑える。

目をつむって、彼の話を聞くと、女性の話声に聞こえてくる。
舞台袖からは、相変わらず、海坊主的な歩みで登場してくる。
体育の成績はあまり良くなかったのではないかな?とも思ったりもするけれども、
これはこれで、若きマエストロ! 貫禄があるとも言える。

今回も観客の90%は女性客で、自分のようなおじさんには場違いで、怖い感じもあった。
(バレエの公演みたい・・・。)
この連続公演のうち3回も聴くことになるとは・・・。
素晴らしいコンサートに立ち会えて、幸運だった!




アンコールは、チャイコフスキーの感傷的なワルツ
絶品!

@しらかわホール@名古屋伏見
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井波陽子 オンラインコンサート~ 月の家 星の空

2023年02月05日 | ライブ&コンサート
オーケストラの練習から帰って、昼下がり、久しぶりに井波さんのライブを鑑賞。
お元気そうで、なにより。
今回は、いつもよりは、少し、落ち着いた感じだったかな・・・。
井波さんの世界観も楽曲も、今と未来を照らす希望の光。
好きなのだ!

井波陽子 オンラインコンサート ++ 月の家 星の空 ++

アーカイブがこちらで公開されていて、ありがたい!
是非、視聴して、ドネーションを!
https://www.cuorelife.net/items/70800098
ここの1:42:20ぐらいからは、一押しと言うか、万押しぐらいの神曲、「手紙」

このアングルの絵がとても、いい感じで、ついついパシャパシャ撮ってしまった。
自宅だと、ついつい、雑念に囚われてしまって良くない・・・。笑

フェルメールの絵みたいだった。





井波さんのブログも拝見。
http://fiorina.jugem.jp/?day=20230210

今回、田所由佳理さんと言うアーティストさんとのコラボ企画で、そういえば、響きあうお二人だった。
確かに、芸風、シンクロしそうだった。
(常人の目に留まらないような細部に並々ならぬこだわりがある点とか)

次は生で楽しめるといいな・・・。
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第九@名フィル

2022年12月16日 | ライブ&コンサート
この日は第九を聴きに行く。
コロナ禍になって以来、オーケストラを聴くのは初。
第九を聴くのも随分、久しぶり。何年ぶりだろう?
すっかり忘れていたので、なんだかとても新鮮。なんて素晴らしい!

生オケの音の響きをじっくり味わう。
自分が弾いてるつもりで味わう。
あの合唱隊の真ん前で、勇躍、弾きまくるのは、さぞかし心躍り、楽しいだろうな・・・。

休止中の市民オケも練習再開の知らせがあり、復帰するか?どうか?迷っていたけれど、復帰せねば!と決心する。
続ければ、いつかは第九を弾く機会にも恵まれるに違いない!

第九の前の、北欧の小品(ラーション / 冬物語)も、北の国の瑞々しい情感を湛えた佳品だった。

ただ、前もそうだったけれど、ソリストの独唱の音量は、CDやラジオに比べると、どうしても物足りなく感じる。
こういうものなのかな???

目標、その1
いつか、第九を弾く!



@愛知県芸術劇場コンサートホール
名古屋フィルハーモニー
愛知合唱連盟
指揮:オーラ・ルードナー


帰りに名古屋栄オアシスの上を、ぐるっと歩いてみる。
クリスマス近し!だった。


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遊佐未森~SHIOSAI 4コンサート

2022年12月03日 | ライブ&コンサート
この日は、遊佐未森の潮騒ツアー(SHIOSAI 4)のコンサートを楽しんだ。

聴くほどに、深みを増していく遊佐さんの音楽。
心に沁みわたる。
今回、一番、印象的だったのは越川和音さんのチェロ。
なんて、深みのある、うっとりする音色!
許されるなら、チェロも弾いてみたい!

大口さんのクラシカルなピアノと、越川さんのチェロ、楠氏の心憎いドラムとあいまって、
夢のカルテットだった!

このクラシック路線の遊佐さん、これからも楽しめるといいな!

(遊佐さんのTwitterから頂きました!)

@中村文化小劇場@名古屋
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遊佐未森ライブ@島之内教会

2022年10月07日 | ライブ&コンサート
大阪、島之内教会のライブへ足を運ぶ。
個人的には、初めての遊佐さんの教会ライブ! 楽しみ!楽しみ!

とにかく、大口俊輔さんのピアノが、素晴らしかった。
さすが、東京芸大卒。
抑揚があって、表現も多彩。ピアノ一本で、遊佐さんの歌を、見事に引き立ててる。
音楽に命が宿る感じがする。



最新作、潮騒の楽曲はどれも、しみじみ胸に迫ってくるものがある。
音楽が深まって、心の奥を震わされる。
アンコールの最後、大好きなタルトタタンだったのも嬉しかった。
願わくば、この大口さんのアレンジのピアノ譜が世に出てくれるといいのに!

ガヤガヤした、なんばから歩いて、会場の教会に辿りついたので、聖と俗のギャップがすごく感じられる。

素敵な遊佐さんの音楽でエネルギー補給をして、瀬戸内の芸術祭に向かったのだった。
=====
<番外編>
今回、近鉄特急の「ひのとり」に初めて乗ったのだけど、
なんなんだ! このゴージャスさは!
レギュラーシートにして、なんて豪華な!
新幹線の普通席が、なんだか、とても安っぽく感じられてしまうでないか!
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遊佐未森~京都日和

2022年07月03日 | ライブ&コンサート
雨の休日。
遊佐未森さんの京都のコンサートを訪ねる。


元、日銀京都支店の会場はとてもレトロな雰囲気。

遊佐さんの心地よい歌声に浸った。
素晴らしかった!
慎ましくて高貴な吉野 友加さんのハープも、西海さんのギターも人柄も愉快だった。
懐かしい曲から、最新作の潮騒まで、堪能。

「街角」では、切ない男の心にも明かり灯った。
「野の花」は、しみじみ。
「風が走る道」、長く続く遊佐さんの活躍の序章だった。これをよく聴いていた頃は、自分にとっても序章だった。
個人的には、白眉だったのは、ヘンデルの「ラッシャ キオ ピアンガ」(Lascia ch'io pianga)(私を眠らせて)。健やかで崇高。
ビブラート?なところは、思わず、心が震えて、やばい、涙が・・・。
声楽を本格的に学ばれていた遊佐さんの面目躍如!
歳を重ねて、好きが深まってゆく。素晴らしいライブだった。心から、ありがたいと思う。


うわっ! 楽譜だ! 欲しい・・・。







@京都文化博物館別館
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井波陽子ライブ in 旧辰水小学校

2022年05月29日 | ライブ&コンサート
コロナ禍になってから、ずっと行けてなかった井波陽子さんのライブについに参加!


会場は、津市美里にある旧辰水小学校 


図書室では、「クオレ」と「飛ぶ教室」が肩を寄せ合っていた。


ほとんど一番乗りだったかな?会場のランチルームに到着


井波さんの楽曲、やはり大好き!
相変わらず、縦横無尽のピアノワークに乗って、清々しい歌声が響く。
奥行の深い、広い世界感が感じられる歌から、日常のささやかな発見がある曲、地に足の着いた感じがする曲、皆、いい!

ライブは「旅上」で幕を開けた。出だしのところ、学校のチャイムのモチーフが、小学校の会場にぴったり。
「歌を忘れたカナリア」では、窓の外の小鳥の囀りが、絶妙にハモってた。
「ガーデン」はこのところ定番化してきて、嬉しい。
「シェナンドー」「はつなつの」「荒野へ」「ノルマンディー」「邂逅」、アンコールの「手紙」・・・、
大好きな曲が、生ピアノの響きの中で聞けて、よかった!
惜しむらくは、前半、マイクの音量の調整が今一つ?で、声が硬く感じられたこと。

幾つかのハプニングは、一瞬ヒヤリとするけれど(恐らくピアノを弾く身なので、特別に強くヒヤリとする(笑)、
力でねじ伏せると言うか、手なずけると言うか、リカバリーぶりは堂に入っている。
自分も、こんなふうに失敗をやり過ごせればいいのに・・・。


MCも好調!
WOOD JOBの映画、見てみなければ!


ピアノはディアパソンだった!
無骨な感じもするけれど、温かくて、深みがあって、とてもいい音。
弾いてみたい・・・。


蝶が舞い、
(近くから眺めると、七色変化してて、本当はもっと綺麗な色だった)


白百合が祝福していた。

やや暑い感じもしたけど、窓からの風が心地よかった。

地元の方の手づくりの歓迎ぶりが、温かくて、
きっと、美里に井波さんファンが多くできたはず。
いいライブだった!
この催しが、定期的に開かれるといいな!

このところ、旦那さんの一大事で、大変だろうに…、大変さを微塵とも感じさせない、天晴れ、井波さん!
これからも、弾き続けて、歌い続けてもらえますように!
ありがとうございました!

=====
日時 | 5月29日(日) 13:30開場 / 14:00開演
@ 津市美里町家所 旧辰水小学校ランチルーム
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藤田真央モーツァルト ピアノソナタ演奏会Vol3

2022年03月20日 | ライブ&コンサート
噂の藤田真央君の演奏会だった。
評判のとおり、音がとても綺麗。
クリーム色のスイトピーが春の光に照らされて舞い舞いするような美音。
テンポ感も、すごく良く感じる。
溌剌としていて、ぐんぐん持って行かれる感じ。引きつけられる。
(緩徐楽章は、もっとゆるやかになのが好みと思っていたけれど、これはこれでいいなと思う。)
常に畳みかけられていて、エキサイティング!

自分が今までに聴いたモーツァルトの中で、最もモーツァルトらしい。
現代にモーツァルトが降臨したかのよう。
奇蹟的だ!
装飾音で遊んでいるのも楽しそうで、当時、多分、モーツァルト自身はこんな風に弾いていたんだろう!思わせる。
さすがに世界的に認められているだけのことはある。
特に後半の2曲のソナタは、とても好きな曲だったので、喜び倍増だった!

でも、こんな神業な名演を聞いてしまったら、自分でモーツァルトを弾く気が完全に失せてしまうんですけど・・・。>真央君

客層は満席。ぱっと見、耳の越えたミドルの女性が多い。
追っかけのファンもかなりいる感じ。真央君ファンが全国から参集してそう。
チケットは争奪戦のようで、友人は東京公演が取れず、名古屋に聴きにきたとのこと。
熱心なファンが多いコンサートは、いびき公害の不安が少なくていいな・・・。笑

貴重なチケットを譲ってもらえて、僥倖だった。
モーツァルトの神髄に触れたいなら、真央君で間違いなしだ!





@しらかわホール@名古屋

(写真)忘れな草
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神尾真由子~無伴奏パルティータ

2022年03月13日 | ライブ&コンサート
神尾真由子さんの無伴奏パルティータを聴きに行く。
好みの演目で、「いいかもしれないと?」と予感はあったけれど、期待を大きく裏切られて、素晴らしすぎた!

湧き上がる命、天を駆け上り、輝くばかりの美音!
純粋で、崇高。濃くて、深い!
生気あふれていて、息をのむ美しさだった!
人間界に、こんな美しい音楽が許されていることに、感謝しかない。

無伴奏は、余分な伴奏の音がないから、一音一音の美しさが際立っていた。
ただただ、美しかった。
今までに聴いたコンサートの中でも、最も、印象の残るコンサートになると思う。

レベルは月とすっぽんでも、こういう美しい音の世界に、少しでも近づけるように、バイオリンの練習、頑張ろう!
自分のレベルでも挑戦できる曲はないのかな???

問題は、心が高ぶり過ぎて、夜、ちっとも寝付けなかったこと・・・。(笑)


サイン会の代わりの宗次恒例撮影タイム


実は、2ヶ月前に慌ててチケットを取った時、ほとんど席は残ってなくて、最後列だった。
でも、とても音が大きくて、びっくり!
拍手も盛大だった!




アンコールは、無伴奏ソナタの1番の最初の曲?

@宗次ホール@名古屋栄

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アイリッシュ・ハープ コンサート

2022年02月22日 | ライブ&コンサート
宗次ホールのランチタイムコンサートを訪ねた。
お堅いクラシックは、疲れがちなので、趣向を変えてハープを聞いてみよう!
アイルランドに思いを馳せて、1時間。

音、小さいかな?と思い、3列目だったけれど、それでも、小さなハープの音は聴き取りにくい感じ。
もっと間近で(楽器の1メートルぐらい)のところで、聴いてみたかった。
やはり、これは自分で弾いてみるしかないかな?(笑)
楽器欲しいな!

サリーガーデン
サリーは「柳」だったか・・・。
詩は、ノーベル賞詩人のイェイツによるもの。
まだまだ知らないことばっかりだ・・・。

春の日の花と輝く
プログラムには曲名は出ていなかったけれど、「御身をば慕いて」に導かれて、曲名が分かった。
いつ覚えたんだろう?小学校の時に歌っていたのかな?
これからの季節にぴったり。好きな歌!

庭の千草
「夏の名残のバラ」とも言うのだな。
「千種」は「千草」は同じ意味だったか・・・。愛知県民なのに、今頃・・・。笑
JR千種駅の発車メロディーを作るとしたら、「庭の千草」で決まり!







@宗次ホール
=====
<番外編>

コンサートの後、ランチは有土(あると)さんで頂く。
お値打ちなのに、美味しかった!
ごちそうさま!
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