みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

音楽の母の意味を知る

2012年08月12日 | ピアノ的雑感
ピアノ学習者には、ヘンデルって、影が薄いように思うのだけど、
バイオリンでは、ヘンデルはけっこうメジャーです。
先日のバイオリンの発表会でも、ヘンデルのバイオリンソナタやられてる方がいたし、
スズキ教本に入ってるヘンデルの曲も、明るくて、いい曲なので、お気に入りです。

長調の曲は、大らかで華やかだし、
単調の曲では、劇的でたたみ掛けるような展開も、素晴らしい。
今、ピアノでは単調のコンチェルト・グロッソの編曲版をさらっているのだけど、ベートーベンの悲愴や月光ソナタに似た劇的な展開があって、ベートーベンは、ヘンデルからとても影響を受けてるなあ!と感心する。
実感として、ヘンデルなくしてベートーベンなし!なのだ。

そんなこんなで、楽聖の生みの親で、かつ、おおらかで華やかな音楽性を合わせもつヘンデルは、なるほど、音楽の母だなあ!
齢40を過ぎて、ようやく、小学校の頃習ったことが、腑に落ちたのでした。

http://oshiete.goo.ne.jp/qa/4750842.html
ここでは誰も演奏体験に基づくは回答はないなあ・・・。
ヘンデルを「音楽の母」と呼ぶのは、日本だけなんですね・・。
誰の命名なんだろう?

理屈で分からなくても、体験すると、す~と、分かることってある。
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綺麗に狂う

2012年07月14日 | ピアノ的雑感
今日は雨の休日。
早いもので、前回の投稿から、瞬く間に3週間経過。
まめな投稿の難しいこと・・・。
でも、気を取り直して、近況メモするのだ。

7月某日。
調律する。
少し前、ピアノの友人をMy音楽室に招いて、バイオリン発表会曲の合わせ練習をした。
その時、「けっこう狂ってますね・・・、」と言われてしまう。
うむむ・・・、これは由々しき事態!
日頃の音感の狂いは、バイオリンの演奏にとっても、悪影響を及ぼすに違いないと思い、早速、調律する。
これで、悪戦苦闘しているバイオリンの音程、少しは定まるといいのだけど・・・。

しかし、バイオリンのためにピアノの調律をすると言うのも、変なものだな・・・。

調律師さん談
「この子は、狂い方が綺麗ですね。」
とのこと。

この先、我が身も歳を重ねて、いろんなところが狂って、悪くなるはずだけど、
この子みたいに、綺麗に狂いたいものだ。



新型キボード!
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止まることの大切なこと

2011年09月28日 | ピアノ的雑感
このところ、ほぼ毎週末、近くの山を歩いてる。
膝のリハビリ&体力作りを兼ねて。
(山と言っても300メートルちょっとなので、1時間で往復できてしまう。山登りと言うよりは、散歩だなあ・・・)
その山の岩場のところで、はたと、気づいた。
一歩を踏み出すとき、一旦、足を静止して、踏み出すようにすると、なんだか調子がいいなと。
次の動作に集中することで、無駄なく少ないエネルギーで、足を運べるかんじ。

確かに、ぐらついた不安定な状態で、バランスをとりながら歩くのは、足の筋肉に余計な力が入って、疲れちゃう。
止まって、しっかりした足場から、えいっと踏み出す方が、安定する。

で、それと同じことをバイオリンのレッスンでも、よく注意されるのも思い出した。
「置いて弾く」
バイオリンでは、肝心な音を弾く前に、一旦、弓を止めることが、大切。
だらしない音にならないようにするためにも。音の頭をきれいにするためにも。

あと、役者さんの折り目正しい美しい所作でも、同じことがあるように思う。

きちんと止まることは、美に至るための一つの条件なんだなあ・・・。

ピアノでも、難所克服のポイントに「静止を意識すること」はあるんだろうか・・・。

あと、止まることは、無の境地にも通じるものがあるかも・・・。
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挨拶の音程~相性診断?

2011年07月29日 | ピアノ的雑感
朝のオフィス

Aさん:「おはようございます」(Key=ド)
そらみみ:「おはようございます」(Key=ド)

Aさん:「おはようございます」(Key=レ)
そらみみ:「おはようございます」(Key=レ)

・・・。

挨拶を返す時、同じ音程で返事をする傾向があることに気づく。
周りの人の挨拶を観察しても、そういう傾向にあるようだけど・・・。

でも、嫌いな人の挨拶には、同じ音程で挨拶をするのは癪なので、わざと違う音程で返事を返そうとしたりする。

絶対音感を持っているわけではないので、気のせいかな???

勝手にそらみみの仮説1
例えば、2人の会話の音程から相性を判定できるのではないか?
オクターブなら、相性ぴったり。
五度なら、親友になれるとか・・・。

絶対音感のある人、教えて下さい!
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品定め佳境

2011年01月08日 | ピアノ的雑感
遅れに遅れていた新居のリフォームも始まり、
生活道具全般もどうするべ?と思案を重ねる毎日。
この年末年始の休みも大部分を、新生活の計画に費やしてしまったような・・・。

一応、ピアノに関することとしては、
・床材・・・ピアノ調律のマイスターからは、音がいいのは1.カリン、2.サクラと勧められていたけれど、建具や家具と色が合わないので、断念・・・。

・壁紙・・・迷いに迷う。織物系よりも石材系の方が、音響的には良いのだろうか?音のこともあるけれど、機能面、例えば、消臭だったり、抗菌だったり、も気になってしまうのが人情・・・。難しい・・・。

・洗面台・・・ピアノはヤマハにできなかったので、洗面台はヤマハにする。シンプルで手入れがしやすそうだ!
http://www.gaskigu.co.jp/SHOP/ym0047.html

その他、お風呂、照明、家具、キッチン・・・もろもろ収納、果てはコンセントの位置まで、決めること、盛りだくさんすぎる・・・。

ネット環境もWiMAXにするかどうか?????
もうしばらく迷いの時が続きそう・・・。
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先読み力

2010年10月17日 | ピアノ的雑感
本日、情報処理試験(ITサービスマネージャ)を受験。
甚だしい準備不足の割には、けっこう健闘。
小論文試験で、文字数制限をクリアできなかったので、合格の可能性は無いのだけれども、他の試験は意外と解答できる。いわゆる手応えありと言うやつ。(最近、勝てなかったスポーツ選手がやたらち「手応えあり」を使うような・・・。もっといい表現ないかな・・・。)

それにしても、小論文は2時間で最低800+800+600=2200字が必要で、これが想像以上に厳しい・・・。
考えてたらアウト!
自分の指の運動神経からすると、休みなく書き続けなければ、この文字数には到達しない。速記にはピアノとは別の運動神経が必要ですね・・・。(あと、姑息な作戦としては、字を小さくするとか?)

普段、PCでのコピペ多用の文章作成手法に染まっている身としては、原稿用紙に、編集不可、直球勝負で文章を綴るのは、とても辛い。
かなり書き進んだ後で、「あっ、あの表現にすればよかった」とか「原因と結果が逆じゃないか・・・。」とか、後悔しても、全て後の祭り。
求められるのは、問題を読んで、頭の中に起承転結のストーリーを組み立てる構成力か・・・。

ん~、手強いなあ!
最近、ブログも、散文的な記事が目立つし・・・。

あと、強引にピアノ的に思ったこと。
先を見て文章を綴るのは、ピアノの演奏で、今弾いてるところから、少し先の小節を見て弾くのに似てるかな?(←できないけれど)
ちなみに、バイオリンの場合は、先を見越す能力は、切実に必要です。先を見て、アップ、ダウンを計算しておかないと、肝心なところで弦がなくなっちゃう!(=歌で、息が無くなってしまうのと同じ)

求められるは、先を見越す能力か・・・。
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108

2010年03月23日 | ピアノ的雑感
そう言えば、先日のピアノリサイタルの曲目解説に、興味深いことが書かれてありました。

べートーヴェンのピアノソナタ第29番変ロ長調作品106「ハンマークラヴィーアソナタ

この曲の4楽章のフーガは108の音符から成っており、108は、仏教やヒンドゥー教で神聖な数字(例えば、仏教の108煩悩など(除夜の鐘は108回撞きますね・・・)で、何か関係があるかもしれないとのことでした。
実際に、ベートーヴェンはこのソナタを書く40代半ばに、ヒンドゥー教の教典に影響を受けていることが、ベートーヴェンの残したメモで分かっているとのこと。

果たして、このソナタと東洋思想に関係はあるのかどうか?
それともただの偶然?

また、西洋は西洋で、108に別の意味もあるとのこと。

ん~、なんとなく気になるなあ・・・。

なぜなら、自分は10月8日生まれなので・・・。

ちなみに誕生日の本、人気だそうですね。

マイバースデーブック
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上達曲線

2010年03月21日 | ピアノ的雑感
「シンメトリーの地図帳」、面白い本だなあ!(まだ途中だけど・・・。)
以前読んだ「素数の音楽」のマーカス・デュ・ソートイの新作です。

今回は、天才数学者達の巨大結晶「モンスター」への挑戦。
知的好奇心、とてもくすぐられる。訳者も同じ方なので、文体もいい。
なかなかに胸弾む読書体験です。
なるほど!そう言えば・・・!という気づきも、いろいろ。
で、1つメモります。

フィボナッチ級数
1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144・・・
1つ前と2つ前の数を足して得られる数列。
単純だけれども、この級数は、"自然界でさまざまなものが大きくなる時の基礎となる"数列なのだそうだ。

この比率は、例えば、オーム貝の成長にも現れる。


恐らく、ピアノ演奏の技量も、この形のように、伸びていくものではないかな?

以前、技量の伸びは指数関数的に訪れるという内容のことを読んだことがあるけど、それとも一致する。
初級の頃は、頑張っても、1、2、3と、上達の様子は芳しくない。何百倍、何千倍のレベルの上級者はまるで神様のような存在。
でも、上達のテンポは上がってくるので、差があることに落胆する必要はない!そんな内容でしたね。

根気よく続ければ、いつか、フィボナッチ級数的に、きっと大きく伸びる時がやってくる!(と、自然を信じよう)

そう言えば、1曲が弾けるようになる過程もこのオーム貝の曲線に近いものがあると思う。
はじめは、音符を読むのに必死で、止まってばかり。まるで曲にならない。
でも、長い月日、根気よく続けていると、ある時、ぐ~んと弾けるようになってくる。譜読み開始当初の弾けなさぶりからは、信じられないレベルに!

自然の法則は、姿形を変え、いろんなところに相似の形で現れる!

参考URL
オーム貝はなぜ美しいのか

シンメトリーの地図帳 (新潮クレスト・ブックス)
マーカス・デュ・ソートイ
新潮社

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素数の音楽 (新潮クレスト・ブックス)
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ピエロの謎々

2010年02月15日 | ピアノ的雑感
夕食後、オリンピックを観ていたら、フィギュアスケートのペアの演技だった。
自分、実は、シングルよりもペアやアイスダンスの方が、好きだったりする。
一人より二人がいい。どうしてだろう?
ショートプログラム2位のドイツ、サブチェンコ、ゾルコビー組、魅了されてしまう。

実は、バックの音楽、仰々しくなく、あっさりとした中にもウィットの感じられるピアノの曲も、なかなかいいな!と思っていたのでした。
調べてみたところ、
http://www.vancouver2010.com/olympic-figure-skating/athletes/aliona-savchenko_ath1015172Qy.html
によれば、
Send in the Clowns performed by Danny Wright.
だそうです。
Danny Wright氏は、最近の方のようですね。

Send in the Clownsは、なんて訳すのかな?
ピエロの・・・?
どなたか、教えてください!
この曲、Youtubeには、たくさん動画あるので、人気曲なんですね・・・。

そうそう、確かに、ピエロのコスチュームだったなあ!

もう一回観てみたい・・・。
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どうやってピアノを弾く家を確保するか?

2009年10月11日 | ピアノ的雑感
経済的な話です。
ピアノを入れるための部屋をどうやって確保するか?の話です。
三十路最後の歳になり、やっぱり、そろそろピアノ練習室が欲しいぞ!と言うことで、いろいろ考えているのですが・・・。

案1)賃貸+防音室(アビデックス)
 → 防音室を入れるとしても、契約上、楽器不可なのは精神上よろしくない。アビテックスが高くて、狭いのも。×

案2)中古マンション購入+防音室リフォーム
 → 防音室工事は300万はかかるし、マンションも古くなってくると、ややこしそう。×

案3)ピアノ可の賃貸物件を探す
 → 名古屋近辺はほとんど出ていない。×

案4)ん~、では、やっぱり防音室付きの家を建てる?
 早速、調べてみたら、コストパフォーマンスのいい家って、けっこうあるんですね。

アーネストワンのクレイドル・パレット。580万円の家
一人で住むには十分すぎる。

アキュラホームのすまい55。550万円の家
これも十分すぎる間取りと設備。この価格は信じられない・・・。

・九州になってしまうけれど、ヒラキハウジングの貸屋くん800。2戸で800万円!(坪単価23.5万)
これなら片方を賃貸に回して、大家さんになって、家賃でローンがまかなえてしまいそう・・・。

確か、少し前、日経でインカム住宅(賃貸併用住宅)が紹介されていたっけ・・・。
金利の高い不動産ローンではなくて、金利の低い住宅ローンが利用を利用して、賃貸経営ができる点が、上手いなあ!と思ったのだけど、やっぱり、この方法はいいかもしれない。
家賃収入をローン返済に回せるから、自身の毎月のローン支払いは少ない額ですむし、仮に将来、大きな家に移る場合は、賃貸に回して、新居のローンをまかなえるかな?

それで、もう少し調べて出てきたのが、

ハイアス&カンパニー社ユニキューブとかエコパティオといった商品
   
エコパティオは、上のローコスト住宅に比べると、幾らか高くなるけれども、1戸690万~(坪単価31.1万)
目を引いたのは、防音性能。デコスドライという、セルロースファイバー(原料は新聞紙!)を使った断熱・防音工法だそうですが、
これなら、別途300万の防音室工事が削減できるかも!

パティオのあるメゾネットって、いろいろ出てる賃貸物件でも見たことがなく、ピアノ可、パティオ有の物件って、差別化が図れて、賃貸経営的にも面白そう。
(自分なら即入居したい。どうです?魅力的ではないですか?)
 
思えば、日本の一戸建てって、ほとんどが部屋がたくさんあるファミリー用。
独身者は集合住宅という暗黙の了解の元、ないがしろにされている感じだけど、一人でも一戸建てに住みたいぞ!

いつでも気兼ねなくピアノが弾ける小さな家を建てることが、俄に現実味を帯びてきたかんじ。

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