みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

涼しい音楽

2011年08月04日 | 音楽
ネットで道草してたら、グラスハープの演奏を見掛ける。
はじめは「グラスハープ」なる固有名詞も知らなかったので、
グラスと水だけで、なんて、凄いパフォーマンスなんだ!と、びっくり。

Amazing Glass Artist

ちょっとモーツァルトのコンチェルトが入ってないかな?
途中、音程がずっこけるところが心憎い。

どのグラスが、どの音か?奏者はどうやって見分けるんだろうか???
黒鍵と白鍵があって、黒鍵が2つと3つにまとまっているピアノは良心的だなあと思う。

そもそも、手でなぞるだけで、なんで、こんなふうに音が鳴るんだ???

SKODA SUPERB GLASS HARP (Škoda Superb Skleněná Harfa)

このチェコの車のCMも、見とれてしまう。
グラスに指をちゃぽん!と入れるところ、あと、
ラストのエンブレムをなぞって、ホヨ~ンとした音が鳴るところ、
上手い!
なんて効果的なアクセントなんだ!
悲しげな曲調もいいし。

Myピアノの故郷はチェコ。
普段、チェコの音と共に生活してわけで、チェコにはとても親近感があるのでした。
勝手に、素朴、質実で、いいものを作る国のイメージ・・・。
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邂逅~ヘンデルの合奏協奏曲

2011年05月28日 | 音楽
ある方のブログでヘンデルの「調子の良い鍛冶屋」が紹介されていて、
ついつい妙技に見入ってしまう。

Handel-Blacksmith Variation-Oboe,Bassoon,Harpsichord


ヘンデル!

自分は、ヘンデルの曲は、ほとんど知らないのだけど、
たまたま聴いたことのある合奏協奏曲(コンチェルト・グロッソ)で、とても好きな曲があるのです。

Op.6-12 合奏協奏曲の終曲Allegro

Handel - Allegro "Concerto grosso, No. 12"


一度聴いたら忘れられない、心を虜にする美しい旋律。
バロックの荘重さと繊細さの幸福な調和・・・。
かねてから、楽譜があるなら、ピアノで弾いてみたいと思っていた。

それで、興味の赴くまま、調べてみたら、発見!
ピアノソロの編曲版を。
しかもIMSLP(国際楽譜ライブラリープロジェクト)の無料ですぐダウンロードできるもので。
百数十年前、この曲を、ピアノで奏でたいと志した先人がいたんだなあ!
感謝!
かねてからの願いが1つ叶えられた!

http://imslp.org/wiki/12_Concerti_Grossi,_Op.6_(Handel,_George_Frideric)
ここのLudwig Stark編曲のものです。Concerti XI, XII, Piano score

こっちは直接、PDFの楽譜のリンクです。
http://216.129.110.22/files/imglnks/usimg/2/2c/IMSLP25139-PMLP41969-Handel-Stark_Concerti_2.pdf

ちょっと、さわりだけ弾いてみたけど(しかも原曲の3倍くらいの遅さで!(笑)、
原曲に忠実なちゃんとした編曲でした。
忘れ去られずに、ピアノでも、どんどん弾かれますように!
自分は、いつかバイオリンで合奏できますように!

さあ、練習、練習!
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理想のレッスン

2011年05月25日 | 音楽
生徒の段階によって、いろいろだと思うけれど、自分が音楽の先生に望むものです。

別に無理は申しません。ちゃんと教えてもらいたいだけなんです。
その「ちゃんと」なんですが・・・、

1.誠実で、真剣に対応して欲しい。
2.最低限、初歩的な音や音価の間違いは、指摘して欲しい。
3.様式から、外れてしまっているところは、指摘して欲しい。
4.先生の趣味を押しつけないで欲しい。
5.弾きにくそうなところは、運指や、手首、肘の使い方のアドバイスをして欲しい。
6.なかなか弾けるようにならない箇所を克服するための効果的な練習方法をアドバイスして欲しい。
7.なかなか覚えられないところは、覚えるためのヒントを示して欲しい。
 (前後の音の進行や、調性の観点など)
8.曲の構成、主題や転調など、解説して欲しい。
9.憧れの曲に向けての、道筋を示して欲しい。
 「あの曲を弾くためには、その前に、これと、この曲をやっておきましょう」とか。
10.ビジョンを示してほしい。
 生徒の実力、弱み、強みから、「こういう練習をこのくらい続ければ、何年ぐらいで、このぐらいの曲が弾けるよ」とか。
11.お手本を示して欲しい。
 間近で、本物の演奏を見て、聴くと、生徒は感銘を受けるのです!

仕事の上司やリーダーに求めらるのと同じで、音楽の良き水先案内人であってほしいし、
誰しも少ない時間を工面して、練習するわけで、効率的に上達に導いてほしい。

ざっと、思いつくままに書き出してみたけれども、また思いついたら追記します。

なんだか「欲しい」がいっぱいだ・・・。
自分、欲張りなんだろうか?
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ピアノ会、やっぱり・・・。

2010年12月04日 | 音楽
今日は、10名もの皆さんに集まって頂き、ピアノ弾き合い会。
11時半のランチから、20時の食事会のお開きまで、あっという間に時間が過ぎる。
自分の番は緊張するけれど、なごやかな雰囲気で、ほんとうに、集まって頂いた皆さんに感謝!

演奏は、皆さんそれぞれの持ち味が感じられて、興味深いなあ。
頑張って練習されて腕を上げられてる方を見ていると、よ~し、自分も!と思う。

=======
弾いた曲
・カッチーニ(H.M.編曲)「アヴェ・マリア」
・バッハ(EGON PETRI編曲)「羊は安らかに草を食み」
・バッハ「初歩者のための6つの小さな前奏曲1~3番 BWV933,934,935」
・シューベルト「音楽に寄す」Op.88-4 (バイオリン) (IZUMIさん伴奏)

バッハの小プレリュードは、やっぱり、詰まって、よろけて、止まってしまう・・・。残念。負けた・・・。
バイオリンは、音楽になっていないのに、ほんとうに、無理やり弾いてしまって・・・。
改めて、ごめんなさい!

日々の一歩は小さな一歩でも、やがて大きな実りが訪れることを信じて、精進すべし!
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秋から冬へ

2010年10月28日 | 音楽
このところのお気に入りのCDは

音楽のある風景 ~秋から冬へ~
http://www.inpartmaint.com/ripcurl/rip_catalog/RCIP-0134.html
(ここで全曲試聴できます。)

フレンチボッサというジャンルがあるんですね。
陽気で肩の力の抜けたラテンと、ヨーロッパの落ち着きの幸福な出会いだろうか?
都会とナチュラルの幸福な出会いかもしれない。
木漏れ日の下で、そよ風が吹き抜けていく心地よさも感じるなあ。

どの曲も、センスよし、旋律よし、エンターテインメント性があって楽しめる。
選曲が素晴らしいのだ。
上質な音楽ってこういうものなんだ!と納得。
ほんと、幸福になるなあ。

4つの季節を全て聴いたけれど、自分は、この"秋から冬へ"がベスト。
Track.3が、ものすごく好き。Track.1,6,9も。

発売元の紹介文引用します。
四季の移ろいが色彩豊かな感性によって描かれる音楽旅行。幸福な気分へと誘われるサロン・ジャズ。甘酸っぱく切ないメロウ・ボサ。涼やかにそよぐアコースティック・グルーヴ。たおやかな女性ヴォーカル。美しく澄んだピアノ。大切な思い出を振り返るとき、零れるように心の中に広がる素敵なメロディー……。

この『秋から冬へ』編は、ビートルズ/アントニオ・カルロス・ジョビン/スティーヴィー・ワンダー~マイケル・ジャクソン/セルジオ・メンデス/エリック・サティ~ヘンリー・マンシーニなどの絶品カヴァーを含む、入手困難なキラー・チューンをたっぷり収録。魅惑的な響きが甘美なグラデイションを描き、波のように心地よい音楽性の揺らぎが珠玉のハーモニーを奏で、スウィングやボサノヴァのしなやかなリズムがナチュラルな時の流れを生む一枚。人と時間と空間の奇跡的な調和を演出する、多幸感に満ちた胸躍り心ときめく音楽がここにあります。
(読んでるだけで、うっとり。でも、誇張ではないですぞ!)


音楽のある風景 ~秋から冬へ~ / music with a view -autumn to winter-

Apres-midi Records

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"アプレ・ミディ"はフランス語で「午後」の意味だそうな。
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命を燃やして明日を望む

2010年05月23日 | 音楽
聴くほどに、いい詩だなあと思う。

井波陽子「ガーデン」より
命を燃やして明日を望み
今日を慈しみ 昨日に愛され
あなたへの手紙を書くかわりに
この広い大地に種を蒔こう

井波陽子「夕映え」より
大人になればなるほど
見えないもの信じる力 きっとついてるはず

特に
「命を燃やして明日を望み 今日を慈しみ 昨日に愛され」
が好き。
命を燃やした光で、明日を照らし、日々を歩む。
今日を大事にして生きれば、過去が祝福してくれる!

いつも心のどこかにしまっておきたい大切なメッセージ。
これらの曲が収められた井波さんの新譜「約束」は、ほとんど肌身離さず、よく聴いているのです。

彼女の音楽のもつ、凛とした世界、清々しさ、潔さ、心意気、透明感、とても気に入ってる。
MCで垣間見られる、気っぷのいい筋がとおった感じも、良ろし。
大阪人らしく、心和むお笑いトークも楽しいし!

名古屋には、何年かぶりで、6/9(水) KDハポン@鶴舞でライブをされるとのこと。
出演は4組なので、出番は少なめ?
でも対バンから、面白い出会いがあるかもしれない。
行くっきゃない!のだ。

井波さんのブログ「フィオリーナ便り」
http://fiorina.jugem.jp/?pid=1
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命の光~愛の考察

2010年04月21日 | 音楽
KOKIAのつづき。

今回のライブでは、お気に入りの「命の光」が聴けて、感動していたのでした。
ここのYoutubeで聴けます。
この曲は、歌詞がとても好きなので、今回のライブの記念にメモっておこう。

~「命の光」より~
全ての人々が一生懸命に生きる姿そのものが愛で満ちているから心打たれる。

一生懸命な姿 それこそが全てを語る。

例えどんなに長く険しい旅になると知っていても
挑むことがどれほど美しい光を放ってゆくだろう。

「愛」という言葉は、あまりにも広大で、気安く使うことのできない言葉だけど、
 愛 = 一生懸命なこと
というのは、実感として分かる気がする。
本質を言い当ててる気がする。

もっと言えば、
 心打たれること=愛
 光=愛
かも?

KOKIAから放たれる光は、ほんとうに美しく、
仕事も、ピアノも一生懸命、やるっきゃない!
という気分になるんだなあ。

結果はともかく、一生懸命やってれば、それで十分じゃないかと。

KOKIA、ありがとう!

aigakikoeru
KOKIA,塩入俊哉,山本恭久,澤近泰輔
Viictor Entertainment,Inc.(V)(M)

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色とりどりなピアノトリオ

2010年02月25日 | 音楽
この日の夜は室内楽を楽しむ。

軽快で春らしい桃色のモーツァルト。
オリエンタルでターコイズブルーのトゥリーナ。
若々しく生気にあふれた萌黄色のベートーヴェン。
人工的な深いブルーのラヴェル。

色とりどりの演奏、とても楽しめた。

煌めくピアノに、シルクの輝きのヴァイオリン、
深い森を想わせる艶のあるチェロの響き・・・。
ピアノトリオは、好きだなあ!
(紹介して下さったrieさん、ありがとう!)

============
室内楽の夕べ
石田道代 寺島真理 井浦貴子 塚原久美子(以上p)
ピオトル・タルホリックvn
ズジスワフ・ワピニスキvc

・モーツァルト「ピアノ三重奏曲第2番ニ短調K.422」
・スーク「エレジーOp.23」
・トゥリーナ「ピアノ三重奏曲第2番ロ短調Op.76」
・ベートーヴェン「ピアノ三重奏曲第4番変ロ長調Op.11」
・ラヴェル「ピアノ三重奏曲イ短調」

@電気文化会館ザ・コンサートホール
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音の花束コンサート

2010年01月17日 | 音楽
この日は地元のホールで行われていた「音の花束コンサート」へ。
奏者も演目もよく分からないまま、ぶらり訪ねてみたら、思いがけず、とても聴き応えあり。

演目は、室内楽と2台ピアノで、本格志向。
地元のコンサートにありがちな、耳なじみのいい曲ばかりの名曲集でないところがよかった。
(小さな子供は、つまらないか・・・? でも阿らない音楽を聴くのも大事だよね)

特に印象に残った曲

・ブルッフ「クラリネット、ヴィオラ、ピアノのための8つの小品Op.83」
 クラリネット、ヴィオラの音色が、落ち着きのある音色が溶け合って、渋い、深い。一目惚れ。この曲

・ドヴォルザーク 4つのロマンティック小品集
 素晴らしい旋律。旋律の天才・ドヴォルザーク。

・シャブリエ「スペイン狂詩曲」
 賑やかで、楽しい曲!グリグリ、グリッサンド乱舞!

・フランク「オルガンのための6つの小品Op.18より前奏曲・フーガと変奏」
 敬虔で静かな祈りの音楽。その美しくも悲しい調べに身震いする。

 この動画はソロピアノ用の編曲版(Harold Bauer版)によるものですが、なかなか、よさげです。
 楽譜も発見。弾きたい曲リストに早速追加!

・エルガー「威風堂々」(八手連弾)
 この曲を8手連弾で聴くのは初めて。さすがに聴き栄えするなあ!

素晴らしい音楽に出会い、ステキな休日の音楽の時間となりました。
奏者の皆様、ありがとうございました!

@江南市民文化会館小ホール
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アヌーナの焼津公演へ

2009年12月06日 | 音楽
この日はアヌーナを聴くため、静岡の焼津へ。

透明な女声コーラスに包まれて、
柔らかなソプラノは、闇に射す一筋の光。
男声コーラスは頼もしく、早口ことば歌の妙技?も素晴らしい。
幸せな一時。

マイケル・マクグリン(McGlynn pie jesu)のピエ・イエス(PIE JESU)(慈悲深きイエスよ)が、たまらなく好きになってしまう。
不思議な浮遊感、神秘に包み込まれる感じ。
よく知られているアンドリュー・ロイド・ウェバーのものよりも、ずっといい。
こんなに素晴らしい音楽がこの世にあるなんて・・・。
ここで試聴できます。

この日は会場が大ホールで、マイクが使われていたのが、少し残念。
電気が使われてない生の名古屋公演の方が、響きが美しいように感じた。

高速、片道2時間半ちょっと。公演2時間ちょっと。9時間ほとんど座りずめで、ちょっと腰にダメージが・・・。

アヌーナ、ありがとう。
また日本に来て下さい!
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