みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

●モーツァルトK331-1~夢

2020年03月29日 | ピアノレッスン


この日は、ピアノレッスンだった。
引き続き、毎月1回、偽りなく掛け値なしに有意義なレッスン継続中。
ありがたいこと!

この時のレッスン曲は、モーツァルト/ピアノソナタK331の第1楽章
ドビュッシー/夢
あと、ショパンのノクターン12番の指使いを少し。

=====
モーツァルト
 第1変奏 
  テーマと同じテンポ
  10~12小節目 スフォルツァンド するどくならない。(←自分の癖)
 第2変奏
  32音符の4連符 急がない (←前のめりやすい、自分の癖)
 第3変奏
  各小節とも、後半が速くなりがち。テンポキープ
 第4変奏
  左手で弾く最上音 1フレーズで
 第5変奏
  左で音楽を進めて、その上に乗っかる感じで

=====
モーツァルトのこのソナタは、なんて幸福感に溢れてるんだろう! 特に第5変奏は天国にいるみたい。
ドビュッシーは、苦節?2ヶ月の練習を経て、ようやく前半をレッスンにもって行くことできた。

ショパンのノク12は、諦念と安らぎが入り交じって、複雑に転調して移ろっていく主テーマが素晴らしい。
連続する重音は、指使いを工夫すれば、多分攻略できるはず。(何でも解決してくれる師がついていてくれるし)
中間部の戦士に送る哀歌の感じも、大好き。
ちょうど、この曲の雰囲気がぴったり合う新入社員さんが現れて、好きなイメージが重なり合うのも、嬉しかった。
この曲が弾けるようになる日までは、COVID19に冒されるわけにはいかない。

Miyako Arishima – Nocturne in G major Op. 37 No. 2 (first stage)

=====

レッスンの後、近くの山へトレーニングがてら、花見がてら、水汲みがてら・・・。

ソメイヨシノではないことは分かるのだけど・・・。


尾張の本宮山


5分咲かな・・・。


雨上がりのしっとりした風情だった。




遅咲きの梅も


もちろんつつじも


ほぼ、毎月登る、尾張富士山の道


君は、早くも雨に散ってしまったか・・・。

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●モーツァルトK331-1

2020年01月26日 | ピアノレッスン
今日はレッスン。
再び、モーツァルトのピアノソナタK331の1楽章に挑戦。
再挑戦なので、譜読みはスイスイ。今回は最終変奏まで見て頂いた。

数年前は最終変奏の左手が、全くダメダメで、途中放棄だった気がするけれど、今回は、けっこう粘り腰で、指がついてくる感じ。
ものすごくうれしい!
それに、相変わらず、第4変奏は、幸せすぎて、怖いぐらい。

今のところ、一番難しさを感じているのは、第2変奏の3連符。 我ながらすごい不安定。
 (⇒先生談 : 3連符はゆっくり目を意識して弾くとよいとのこと)

=====
<メモ>
個別の指摘事項は書ききれないけれど、とりあえず、応用できそうなことを・・・。

●弱音で、打鍵が浅くなりがち(=音が鳴らないこと、ままあり)なので、弱音でも深く、低い重心を意識すること
●フレーズの最後の右手と左手、音価を合わせて切ること
 (雑に左手だけ先に切ってしまいがち)
●応答の構造を意識する
 (呼びかけのフレーズ vs 応えのフレーズ。応えのフレーズは抑え目で)
●フレーズの中の大切な音(聴かせどころの音)はどの音なのか?を意識すること
 大切な音は、大切に。その音に向かって、自然なフレーズの盛り上げりを作る
 逆に装飾音は音を控える、軽めに弾く
 (その区別が難しいのだけど・・・。)
●音符の多いフォルテの小節。音符が多いだけで、自然とフォルテになるので、頑張って弾くと、五月蠅くなる。
 拍の頭の音だけ、フォルテで弾く感覚でOK

●柔らかいフォルテ
 手首を使って、柔らかく。スピードではなく、圧力で(←バイオリンと同じ!)

=====
モーツァルトは、とてもシンプルなので、誤魔化しがきかなくて、難しさを感じる。
K331 -1は、数あるモーツァルトの名曲の中でも、名曲中の名曲だと思う。
今回こそは、レパートリに入れてやる!

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●オデオン卒業

2019年07月27日 | ピアノレッスン
ピアノのレッスンも、月1回ペースで、継続中だけど、最後の投稿から4か月経ってしまった。

ナザレーのオデオンは、先生から、まぁいいかな・・・と言って頂ける感じになった。
一応、今日で最後にしよう。
最初のレッスンが5月だったので、上出来。
ラテン系の曲は、リベルタンゴ以来かな・・・。興味深いレッスンだった。
いろんなタイプの曲に取り組むと、いろいろと発見があるなあ!

<オデオン>
◎ペダリング・・・大切な音にかける
◎くっきりした弱音の連打・・・指先を固めて、ドアをノックする感じで
◎通常の音型進行にはまらない音は、大切な音なので、大切に(強調して)、語りかけるように、聴いて弾く
◎手の形
 この曲の場合、指を伸ばしてノンレガートで。その方が一音一音が際立つ。弾んだ感じが出る
◎シンコペーションは強調

=====
先月からジュテヴーも始めた。
ピアノの会の仲間が、易しいと言っていたけど、騙された・・・。
確かに譜面つらは易しいけれど・・・。(笑)

<ジュテヴー>
◎ズン・チャッチャの2、3拍目は、小鳥のさえずりぐらい、かすかに
◎オクターブをレガート弾くためには、可能な限り、左手で、オクターブ下の音をカバーする。
 上の音が繋がれば、下の音は、ぶつぶつ切れてもOK
◎フレーズの終わりめがけて、クレッシェンド
◎中間部 歌と踊りの対比

====
今日は嵐の中、レッスン。道路が空いていて、すいすい。
レッスンがなければ、家に籠って、気分もふさいでしまいそうだけど、強制的に連れ出してもらえて、ありがたい。
帰りに立ち寄ったカフェがとても良くて、収獲だった。
小牧東部で通いたくなるお店、ようやく発見!
マスターズカフェ@桃花台
https://www.facebook.com/masterscafe8499/

====
ジュ・テヴーは、20年前、離婚で傷心の頃、ピアノ再会のきっかけになった、思い出の曲。
この曲だけは、どうしても弾きたいと思えた。
ジュ・テヴーがなかったら、今、ピアノを弾いていなかったかもしれない。
改めて、今、弾いても、心から楽しい曲。
素晴らしい先生のレッスンのもと、グレードアップしていくのは、楽しい。
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●レッスン~エオリアンハープの急がば回れ

2019年03月09日 | ピアノレッスン
楽器レッスンブログのはずなのに、このところレッスン記はどうも滞りがちで、良くないなあ・・・。
レッスンを止めてしまったかな?と思われそうだけど、ピアノは月1回、細々とレッスンを続けているのです。
この日のレッスンでは、極めて目から鱗のアドバイス・発見があったので、メモっておきます。

<メンデルスゾーン/岸辺にて>
・内声を静かに弾くコツ
 左手のバスに、内声を溶け込ませるようにして!

<ショパン/エオリアンハープ>
●ブレーキとアクセル
左手が4連符 & 右手6(3+3)連符の箇所はブレーキ!
左手も右手も6(3+3)連符の箇所はアクセル!

●6(3+3)連符の役割分担
2、3音目・・・1音目の旋律の余韻
4,5,6音目・・・次の1音目に向かうアウフタクト

●跳躍の秘訣
途中1オクターブ半を、瞬間的に跳躍しないといけない箇所が、どれだけ練習しても、成功率が上がらなくて、
困り果てていたのだけど(跳躍先が黒鍵なので、すぐ滑り落ちてしまう)、助言を仰いだら、
円運動を意識すべしとのこと。
手を円運動、孤のどこかに当てはめることを意識して、跳躍すると、いいとのこと。
(上方向でも、手前方向でもどちらでもOK)

ここからは私感。
常識的には、一番、短い時間で移動するためには、最短距離の直線で、跳躍するのが良さそうだけど、
直線運動は、人体の構造的には無理がある動きと思われる。
レオナルド・ダヴィンチの人体構造(円)の素描ではないけれど、人間の関節は、円運動が得意にできている。
(原理的には1つの関節の動きだけでOK)
直線運動は、人体の間接構造からは、理にかなっていない(いくつかの関節を動きを、複雑に組み合わせないと、実現できない。)
(ロボットの制御でも、円運動を組み合わせて直線運動を合成するのは、とても難しい演算が必要なはず)
運動学的には、直線運動よりも、円運動の方が、単純。
ピアノ奏法でも、うまく円運動に嵌めることができたら、脳への負担も少なそう。
 ⇒成功率UP!
(おそらく、バイオリンでも)

まさに、「急がば回れ」が、ピアノ奏法の世界にも当てはまることが、とても興味深かった。
極めて目から鱗だった!
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●岸辺にて

2019年01月20日 | ピアノレッスン
ピアノのレッスンは、今回から、メンデルスゾーン無言歌「岸辺にて」をスタート。
大好き & 譜読みが易しい & 生涯のレパートリに入れたい という3拍子揃った曲。
やわらかくてエレガント。(ちゃんと弾ければ)
水が流れる感じも好き。
小さい頃、大好きだったブルグミュラーラーにも通じるものがあって、自分のピアノ趣味の原点のような曲だと思う。
この前、泊まったホテルで、朝食の時、流れていて、不思議な縁も感じたのだった。
春に向けて、無言歌で1曲、ちゃんと弾ける曲が欲しい!

先週のピアノ会から1週間しかなく、準備が間に合わなかったので、今回は前半の2ページだけ。

岸辺にて/メンデルスゾーン
・P(Piano)指定でも、一番上と一番下の音は出していい。音域が離れているので。
 ベースの音は、副旋律の認識
 ただし、内声は極力抑える。
・内声で、流れを作る。

エオリアンハープ
・音符の大きさ、小さい音符と大きい音符、大きい音符は浮き上がらせて弾く

間奏曲Op118-2
・内声はおさえて。

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●2018最終レッスン

2018年12月29日 | ピアノレッスン
この日は2018年最後のレッスン。
大雪が降り、すり減ったノーマルタイヤで先生宅まで行けるか?危ぶまれたけれど・・・、セーフ。

2週間先に迫った、弾き合い会の予定曲を見て頂く。
数ヶ月ぶりの曲もあったのだけど、とりあえず、とんでもないことにはなっていないお墨付きをもらって、自信を持って会に臨むことができそう。
ただし、どの曲も、途中停止に見舞われ、今回も完奏できる見込みはなさそう・・・。(笑)

ここ数ヶ月、ピアノのレッスン記もさぼっていたけれども、
ずっと月1回のレッスンを続けて、つねにピアノ演奏の奥深さを思い知らされるレッスンだった。

プロのピアニストたちは、楽譜から、素人が素通りしてしまう様々な意図を読み取って、
創意工夫を盛り込んで、曲を色付けしていくのだ。
同じピアノでも、世界が違い過ぎる・・・。
自分ごときは、人前で弾く意味はほとんど無いに等しい。

教訓
・やりすぎない。
・レッスンの指摘を鵜呑みにして、やりすぎて、バランスを崩さないこと!
・肘
安定した音、厚みのある豊かな音、やわらかい音、表情豊かな音
すべて、ポイントは肘にある気がする。
小手先の指先でやろうとしない。なるべく、体の奥の方を使うように。
(バイオリンのレッスンでも、同じことをよく注意されるのが、興味深い)

=====
2018年に弾いた曲
・ドビュッシー/月の光
・モーツァルト/ソナタK570
・バッハ/羊は安らかに草を食み
・ブラームス/間奏曲Op118-2
・レハール/メリーウィドウワルツ
・バッハ/管弦楽組曲3番のエア
・モーツァルト・吉松隆編曲/アヴェ・ヴェルム・コルプス
・ショパン/エチュード1番、13番

新年は、はてさてどうなるかな???
(せっかくレッスンを受けた曲は、レパートリーからこぼれないようにしたいけれど・・・)
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●ブラームス間奏曲Op118-2

2018年10月21日 | ピアノレッスン
ピアノのレッスンは、先月から、ブラームス間奏曲Op118-2に。
技術的に猛烈に難しくはなくて、箸にも棒にも掛からないような難曲ではないけれど、
それでも、覚えにくく、レッスン前の週は、さらいにさらって、レッスンに臨む。
(と言っても、仕事、家事、オケの曲の練習もあるので、日々30分~1時間が精一杯だけれど・・・。)

自分は、追い込まれないと、やらないところあるので、レッスンを目前に控えて、
こういう、集中して練習している時間が持てることは、すごく幸せだなあと思う。
(ある意味、ジタバタしているだけだけど・・・、
 あと、やさしい先生なので救われているとも言える。)

この曲に取り組むのは、本当は、還暦を過ぎてから(人生の酸いも甘いも知ってから)と思っていたけれど、
今の先生に、いつまで習い続けられるか分からないので、
レッスンを受けられるうちに、レッスンを受けようと思い、挑戦することに。

ブラームスの甘く、深く、切ないロマンチックに浸って練習するのは、とてもいい。
ほんとうに、秋には、ブラームスの間奏曲が似合うと思う。
師のアドバイスを取り入れて、少しずつ磨かれていくのもいいものだ。
日日是好日也。
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●レッスン 羊&モーソナ

2018年07月22日 | ピアノレッスン
レッスン
先週のバイオリン発表会まで、ほとんどピアノはうっちゃっておいた状態だったので、1週間頑張って、練習して臨む。
5月の人前練習会の後、2回目のレッスン。
取り組んでいるのは、数年ぶりになる「羊は安らかに草を食み」(Sheep may safely graze)そして、モーツァルトソナタK570の2楽章。

愛奏曲の羊は、今習っている師のアドバイスで、ブラッシュアップして、修復したくて、もっていく。
(バイオリンとオケの練習で、時間がいくらあっても全く足りなくて、新曲を譜読みする余裕がないのが、つらい・・・。)

師のアドバイスは、なるほど!と唸らされることばかりで、とても有意義だった。
どちらも、表現付けが深化すればするほど、弾くのがますます楽しくなる。
特にモーツァルトは、なんていい曲なんだろう!

・大切に表現すべきフレーズは?
・柱になる音は?
・ストーリー付け(モーソナ2楽章は、オペラの二重唱(テノールとソプラノ)!)
・ペダル濁りの排除
・短調の重みを表すための、幾分長めの音価
・三和音の真ん中の音を際立たせるための奏法
・旋律を際立たせるため、腕の重みの利用
・出しにくい音を出すため、指使いを工夫

なんだか代り映えないしない指摘が多いけど・・・。(笑)
でも、自分では、気づけないんだな・・・。

しかし、とんでもなく炎熱な夏ですね・・・。
この調子で温度が上がっていくと、20年後は、45度とかが当たり前になるのかな?
将来は、宇宙戦艦ヤマトの灼熱地球みたいなってしまうかも???
美しい音楽も滅びてしまうのは、残念だな・・・。


宇宙戦艦ヤマト ヴィオラ五重奏

これを弾くために、ビオラに転向することもありだな!(笑)


宇宙戦艦ヤマト2199 40th Anniversary ベストトラックイメージアルバム
クリエーター情報なし
HATS UNLIMITED
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●レッスン モーソナK570-1、月の光

2018年03月11日 | ピアノレッスン
暖かくなってきた。
引き続き、月の光とモーツァルトK570 1楽章。
モーツァルトは、練習すればするほど、楽しくて楽しくて仕方ない感じ。
レッスンも、相変わらず興味深い発見が多く、楽しい!
師匠に感謝!

指摘事項、書ききれないけど、主なものを・・・。
=====
<メモ>
月の光
全般
・右手の和音つきの旋律、特にソフトペダルを踏んでいる所は、旋律が埋もれないように、上の音を極端に強調してOK
・ペダル付きの和音
 音価を守るよりも、弾き易さ、自然な腕の動きを優先してOK
・細かいペダリングで濁りやすい所は、ハーフペダルで
・1拍目がタイの終端になっているところ 途切れやすいので注意。音価どおり伸ばす。
・En animantは4小節全部でクレッシェンド
・59小節目~
 ・静けさを演出する。
 ・メロディーラインで、安易にクレッシェンドしない。
 ・安易にritを掛けない。原曲のテンポどおりでも、伸び縮み感じられように、曲が作られている。
 ・ラストは、さらっと、風が去るが如く。

モーツァルト ソナタK570
・無駄な手の上下運動は×。安定しない。
・この曲は、もともとバイオリン用に作られたため、タイの表記がバイオリンのボーイングになっているという説がある。
 厳密に守らなくてもいい。ただし、1拍目で終端の音は、切らなくてもいいが、意識した方がいいい。
=====

(写真)レッスン帰りに、近くの里山で。
 この暖かさで、山ツツジの蕾も膨らんできた! 春だなあ!
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●レッスン モーソナK570-1、月の光

2018年02月04日 | ピアノレッスン
インフル災禍の怒涛の一週間を終えた週末、ピアノレッスンへ。

曲は月の光と、モーツァルトK570 の1楽章。
1楽章は初レッスン。前半だけ。
頑張って、さらって、なんとか前半だけ。

=====
<メモ>
月の光
とにかく、拍感がよろしくない。
9拍子で捉えると、狂うので、3拍子で捉えること。
ルバートまでは、インテンポでOK。インテンポで弾いても、3拍子の中に2拍子が現れ、ゆらぐように作られてる。

モーツァルト
◎弾きにくさを感じている指使いの原因は、その前の小節にあることが多い!

◎いろいろあったけれど、休符を指示通りに確実に入れること。
安定するし、拍が際立って、すっきり聞こえる!

◎音価の誤りやすい点
 16分音符のスケールの後の4分音符など、つられて短く弾いてしまいがち。

=====
そう言えば、このソナタについて、こちらのサイトに書かれていた解説が印象的だった。
自分の弾いている曲について、つっこんで話をする機会もないので、ありがたい。
http://www.marimo.or.jp/~chezy/mozart/op5/k570.html

>この作品は、前曲第15番(K.545)と同様に、簡素で澄み切った境地に達していて、アインシュタインは「おそらく最も均衡の取れたタイプ、彼のピアノ・ソナタの理想である」と評している。

アインシュタインは、あの相対性理論のアインシュタインのお兄さん、高名な音楽学者ですね。

> この作品の透明とわかりやすさは、熟練した職人芸のたまものなのである。 その転調と対位法の技法はあまりに完璧なので、外にはあらわれないのである。

この曲に深く魅了されてしまう理由は、こんなところにもあるのかもしれない。

>アダージョには、やさしく、ぼんやりとしたノスタルジーがかすかに色合いをあたえる、静かな晴朗さがみられる。 モーツァルトは持続が中断されたようにみえる美の状態を実現しているのだ。

ん~、こんなふうに書かれた日には、2楽章も弾いてみたくなるではないか!

> 演奏家でモーツァルトの音楽に造詣が深い久元は「難しい技巧は注意深く避けられており、やや範囲の広い愛好家向けに出版することが意図されていたのではないか」と推測している。

技術不足の自分には、この「難しい技巧は注意深く避けられており」が、極めて重要な意味を持つことは、言うまでもない。(笑)


=====
それにしても、モーツァルトのソナタは楽しすぎる!
つくづく、汲めども尽きぬ歓びの泉のようだと思う。
ついつい、弾き耽ってしまうので、罪悪感を感じるぐらい。
何事も、耽溺はよくないですよね。
それに、楽しいことを味わうと、その、しっぺ返しに遭う気もするので・・・。

それで、山を歩いて、深呼吸をして、頭を冷やしたら、すっきりした。

さぁ、返す刀で、来週のオケのドボルザークをなんとかせねば!


Younggyo Lee plays Mozart Piano Sonata in B flat K. 570 (made by SiMon)
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