みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

鐘をつく

2006年11月08日 | 
この休み、大和路へ小旅行。
当尾(奈良の近くの京都府)の里浄瑠璃寺岩船寺を訪ねた。
紅葉は、ようやく色づき始めたという感じ。
浄瑠璃寺のもみじの、緑から赤に移り行く様子が、きれいだなぁ。

岩船寺では、生まれて初めて鐘をつく。
驚いた。
実にいい響きなのだ。
温かさ、柔らかさ、いろんな音色が入り混じりあってる。
さまざまな思いを凝縮したような玄妙で複雑な響き。
その響きは、静かに細く、細く、どこまでも続いてゆく。
最後の音を聞き届けるまで、その場を離れがたい不思議な感覚。

自分でついた鐘の音は、とても深くて心地よい音だった。
鐘の音も、ピアノと同じで、自分で鳴らすのと聞くのでは大違いだった。
不思議と心落ち着いてくる。
除夜に鐘をつくことの意味もなんとなく分かった気がする。

鐘ついて鐘の音だけの秋の暮
(そらみみ)

帰路、近鉄奈良駅までのバスは大渋滞で、20分程度の道のりが1時間以上かかる。JR加茂駅に出るほうがいいのかもしれない。
パンフレットのバスの時刻と、実際のバス停のバスの時刻がずれていて、あやうくバスに乗り損ねるところだった。危ない、危ない・・・。>奈良交通殿にイエローカード!

コメント
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