みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

倶留尊山(くろそやま)へ

2007年12月09日 | 
「クロソ」、ネーミングからして、気になる山でした。
とても険しく、邪悪なイメージすら、感じられる。昔、山友達から「クロソは凄い山だぞ。ビジョビジョ・ドボドボになって、凄い難儀する。険しいことこの上なし」と聞いたことがあり、それ以来、ずっと行ってみたかった。あと、すすきで有名な曽爾(そに)高原もすぐ近くと知り、俄然、登行意欲を刺激される。

で、先週、行ってきました。冬が来る前に。この辺。登山道を普通に歩く分には、ぜんぜん普通でした。ハイキング+αぐらい。でも、アクシデントに見舞われて、苦い思い出の残る山旅となりました。


西浦峠に向かう登山道は、今だかつて見たことがない、美しい杉林。
薄暗く。とても静かで、堂々とした杉の木が整然と並ぶ。時折、杉の木のきしむ音?寄り添いあった木がこすれる音?か分からないのだけど、奇妙な怪音が響く。手入れの行き届いた杉林が見事。ここは元、美杉村(みすぎむら)。なるほどなあ。


杉林の習作その2
西浦峠まで、杉林は途切れることなく続く。いったい、この杉の木をどうやって、切り出し、運び出すんだろう?


杉林の習作その3


あれっ?杉の木には、年輪がない・・・。


三ッ岩からの倶留尊山
三ッ岩は倶留尊山を望む最高のロケーション。
東面は切れ落ちた急斜面、西面はなだらかで、一見傾いてそう。
紅葉の頃は、さぞかしきれいだったと思う。
すっかり葉を落とした姿は、ダークグレイのふかふか毛皮の熊みたい。


ほら、まっすぐでしょ。


三ッ岩からの池の平
ふかふかの杉林の奥に、池の平はがのんびり。


光あれ


倶留尊山、山頂にて。
君の名は?花みづきを思わせる葉っぱだけど。


倶留尊山、山頂にて。
のんびり佇むご夫婦?


曽爾高原のすすき
一面、すすきが広がっていて、ちょっと例のない光景でした。
曽爾高原は関西では、けっこう有名な観光地のようです。
左端で、お兄さん、ぼおっとすすき野を眺めておられます。


遊歩道が痛々しいような、地上絵のような?


みどり座の怪人、現る!


東海自然歩道の苔むした石畳
大抵の人は、硬い石よりも、やわらかい落ち葉を選んで歩きます。
石よりも土や落ち葉の方が、足に優しいから。


池の平は、のんびり秋に染まっておりました。

今回は課題の多い山旅だったなあ・・・。

1.道に迷って、手を負傷
三ッ岩で、道に迷って、無理して前進したら、凄い急斜面で、あやうく落ちそうになった。木の根をつかんでセーフだったけど、左手がダメージを受けてしまう。車のギアチェンジが痛い。とほほ・・・。でも不思議と、ピアノ弾く時は痛くなくて、人体の構造って不思議。(今は、もう完治)

2.登山口発見も迷う
カーナビもない中で、あまり有名じゃない山の登山口に行き着くのは、けっこう大変ですね・・・。

おしまい。
コメント
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