みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

春の宵にピアノと弦を楽しむ

2010年05月01日 | ライブ&コンサート
さしたる用事もない連休2日目、友人の誘いで行ってみる。

東京芸術大学4年生によるコンサート 春宵(しゅんしょう)のひととき

演目は、芸大生5名の皆さんによる、ピアノ独奏や、ピアノと弦のアンサンブル。
ピアノと弦の組み合わせは、とても好きなのだ。

春のソナタは、瑞々しい緑に煌めく光が美しく、
ファウストの幻想曲は、弦の艶の美しさにゾクッとする。
勢い、技巧の冴えも素晴らしいと思った。
妙技に酔い、美しい響きに身を浸すのは、生の音楽ならではの醍醐味。

しかし、
プロコフィエフのピアノソナタやフォーレのチェロソナタは、正直、良さがよく分からず、
かえって、頑張って聴いて、疲れてしまったような・・・。

あと、
それぞれの奏者の演奏を聴いて、攻めと守りについて、思いを巡らす。
丁寧に、大事、大事に行くと、かえって失敗するし、
勢いに乗って、思い切っていくと、かえってうまくいく。

ステージでは、攻めるべし!(ただし、若いうちは?)

・ベートーヴェン:ヴァイオリンソナタ「春」
・プロコフィエフ:ピアノソナタ4番
・フォーレ:チェロ・ソナタ1番
・ヴィエニャフスキ:「ファウスト」の主題による華麗な幻想曲op.20
・ベートーヴェン:ピアノソナタ「熱情」

@電気文化会館ザ・コンサートホール@名古屋・伏見

そうそう、帰り道、春宵に相応しい、まん丸のお月様が浮かんでいた。
春のおぼろの誘惑の月・・・。

誘ってもらったSさんありがとう!

Beethoven:ヴァイオリンソナタ第5番「スプリング」 「第4楽章」

弦の音は、どんな巨匠の電気の音よりも、生で感じる響きの方が圧倒的に素晴らしいと思う。
若さと生気溢れる、いい演奏だったなあ・・・。

コメント (2)
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