みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

御嶽山の残念なこと(憤り)

2014年09月30日 | 雑記
ちょっと、硬派な書き込みです。
山登りをする身としては、今回の御嶽山の噴火による悲劇は、他人事ではないので。

とても残念なのは、数日前から、火山性微動や地震が起きていたにも関わらず、その情報がオープンになっていなかったこと。

気象庁のホームページを見ても、見当たらないです。

http://www.jma.go.jp/jp/volcano/info.html
http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/weekly_report/weekly.htm

ニュースでは、噴火警戒レベル引き上げの判断が難しい云々の話が、よく取り上げられているけれども、
噴火警戒レベル(1,2,3)は、人の手によって脚色された客観性に欠ける情報だから、あまり意味がないと思う。
そもそも、専門家自身が、噴火の予知が難しい!と認めているのだから、この噴火警戒レベルの信憑性は低いでしょう。
それよりも、今まで起きていなかった、火山性微動や地震が少し前から発生しているという客観的な情報をオープンにしてほしかった。

火山性微動や地震が起きているという事実が知らされて、その上で、敢えて登って噴火に巻き込まれたのなら、個人の責任だと思う。
でも、ひょっとしたら?という事実(気象庁の担当者の噴火警戒レベルの引き上げすべきかどうか、検討をしたのだから)を、周知しなかった、気象庁(マスコミ?)の責任は大きいと思う。

情報がオープンになっていれば、登山を思いとどまったり、行先を変更したり、火口から離れた峰にするとか、いろんな選択ができたのだから・・・。

自分も登っていたかもしれないし、この先も山には登るので、大切な情報の公開を、切に願います。
気象庁は情報開示する義務があると思う。
福島原発の事故と同じように、今回も人災の側面が大きいと思う。
裁判で訴えてもいいぐらいだ。

被害者の方のご冥福を心よりお祈りします。

(写真)1年前の御嶽山
コメント (2)
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