みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

●レッスン モーソナK570-1、月の光

2018年02月04日 | ピアノレッスン
インフル災禍の怒涛の一週間を終えた週末、ピアノレッスンへ。

曲は月の光と、モーツァルトK570 の1楽章。
1楽章は初レッスン。前半だけ。
頑張って、さらって、なんとか前半だけ。

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<メモ>
月の光
とにかく、拍感がよろしくない。
9拍子で捉えると、狂うので、3拍子で捉えること。
ルバートまでは、インテンポでOK。インテンポで弾いても、3拍子の中に2拍子が現れ、ゆらぐように作られてる。

モーツァルト
◎弾きにくさを感じている指使いの原因は、その前の小節にあることが多い!

◎いろいろあったけれど、休符を指示通りに確実に入れること。
安定するし、拍が際立って、すっきり聞こえる!

◎音価の誤りやすい点
 16分音符のスケールの後の4分音符など、つられて短く弾いてしまいがち。

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そう言えば、このソナタについて、こちらのサイトに書かれていた解説が印象的だった。
自分の弾いている曲について、つっこんで話をする機会もないので、ありがたい。
http://www.marimo.or.jp/~chezy/mozart/op5/k570.html

>この作品は、前曲第15番(K.545)と同様に、簡素で澄み切った境地に達していて、アインシュタインは「おそらく最も均衡の取れたタイプ、彼のピアノ・ソナタの理想である」と評している。

アインシュタインは、あの相対性理論のアインシュタインのお兄さん、高名な音楽学者ですね。

> この作品の透明とわかりやすさは、熟練した職人芸のたまものなのである。 その転調と対位法の技法はあまりに完璧なので、外にはあらわれないのである。

この曲に深く魅了されてしまう理由は、こんなところにもあるのかもしれない。

>アダージョには、やさしく、ぼんやりとしたノスタルジーがかすかに色合いをあたえる、静かな晴朗さがみられる。 モーツァルトは持続が中断されたようにみえる美の状態を実現しているのだ。

ん~、こんなふうに書かれた日には、2楽章も弾いてみたくなるではないか!

> 演奏家でモーツァルトの音楽に造詣が深い久元は「難しい技巧は注意深く避けられており、やや範囲の広い愛好家向けに出版することが意図されていたのではないか」と推測している。

技術不足の自分には、この「難しい技巧は注意深く避けられており」が、極めて重要な意味を持つことは、言うまでもない。(笑)


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それにしても、モーツァルトのソナタは楽しすぎる!
つくづく、汲めども尽きぬ歓びの泉のようだと思う。
ついつい、弾き耽ってしまうので、罪悪感を感じるぐらい。
何事も、耽溺はよくないですよね。
それに、楽しいことを味わうと、その、しっぺ返しに遭う気もするので・・・。

それで、山を歩いて、深呼吸をして、頭を冷やしたら、すっきりした。

さぁ、返す刀で、来週のオケのドボルザークをなんとかせねば!


Younggyo Lee plays Mozart Piano Sonata in B flat K. 570 (made by SiMon)
コメント
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