みちしるべの伝説

音楽と希望は刑務所でも奪えない。

コローから印象派へ展

2021年05月05日 | 絵・写真・美術館
コンサートの後、ちょうど名古屋市美術館でやっていたコローを見に行く。
ランス美術館の所蔵品からの出展。


コロー、好きなのだ。
やわらかく素朴で詩情をたたえた、印象派の先駆けとなった画家、コロー。
これだけまとまってコローの作品を見るのは初めてだった。


今回、特に気に入ったのは、「春、柳の木々」
自分にはとてもしっくりくる。
飽かず眺めて、コローはやっぱりいいなと思う。

同時代の画家とコローを見比べて思うことは、
コローはしっかり描いてないと言うこと。朦朧体とでも言おうか・・・。
ぼかすことで、余韻が生まれ、詩が生まれる。

連休の最終日で、大雨でも、隣の科学館は、それなりに人が来ていたけれど、
コローは地味だからか、美術館はびっくりするぐらい空いていた。
確かに、目玉になる作品も少なかった気もするのだけど。
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亀井聖矢ピアノリサイタル

2021年05月05日 | ライブ&コンサート
しらかわホールで亀井聖矢(かめいまさや)君のコンサートだった。
素晴らしかった!
プログラムはスカルラッティ、ショパン、ベルク、ラフマ二ノフのソナタ。
アンコールは夜のガスパールからのオンディーヌとラ・カンパネラ。


スカルラッティは機知に富んで、清々しい感じ。
ショパン2番も十全で圧巻だった。3楽章ならチャレンジできるかな??
ベルクのソナタは、移ろい行く妖しい音の世界をしばし堪能。
ラフマニノフ2番も、大ロシアのロマンチックな渦に飲み込まれてしまった。
オンディーヌも艶めかしいこと。彼、まだ二十歳前なのに・・・。

揺ぎ無く、切れ味鮮やか。冴えわたっていた気がする。
もっともっと、聴いていたかった。

今回、コロナ禍のため、友人からチケットを譲ってもらって、急遽訪ねた演奏会だった。
恥ずかしながら今まで、亀井君が、日本音楽コンクールとPTNAでWで1位になった若手ピアニストのホープと言ういうことも知らず・・・。
アンテナの感度、悪すぎ。笑


友人と亀井君に感謝、感謝!だった。

=====
それにしても、亀井君のこのベルクのソナタ1番の解説の動画は、とても勉強になった。神動画!
https://www.youtube.com/watch?v=3xtNUW6k7EU
なんというサービス精神旺盛なんだろう!
まだ19歳なのに!
このクラスのピアニストでも、知らない曲を聴くと眠くなる時があるとのこと。
トップクラスのピアニストの赤裸々な等身大
近現代曲は、何回も聴いて、予習することが、とても大事だなあと思う。

https://www.youtube.com/watch?v=vQTyUFhURh4
こちらの夜のガスパールも、公開が終わらないうちに視聴せねば!

=====
<番外編>
しらかわホール近くに、よさげなカフェが出来ているのを発見。
紅茶カフェ ファータデルテ
今回は、野菜たっぷりの点心のランチを頂く。リーズナブルで満足度が高い。


しらかわホールの近くは、お店は多いけど、いい感じのカフェは意外となかったので、
このカフェはいいなあ! 収穫!
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