tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

初すわりは「一行三昧」坐禅会。

2015年01月18日 | 坐禅会

大雪注意報は出ていましたが、予報より降らなく、

寒いけれども、10cmの積雪ですみました。

6時のスタートに遅れないためには5時起床、

髭剃りなど自身を調え禅堂(義宣寺)へ。

誰も歩いた形跡のない途上は、

私の歩いた靴跡もまた雪国独得の風情。

 

 

午前6時、老師の撞かれる梵鐘を耳にしながら一同座に着く。

小鐘3つは坐禅のスタートの合図。

 

寒中の早朝、未だ蒲団の中に入れは゛暖かい時間であるはずなのに、

この禅堂に来て座る、座らせているのは、なぜなのでしょう。

何かを求めてだけなら、そうまでしなくてもよいのでは、

ここへ来て何をしているのか。

坐禅の「基本動作である身の構え、呼吸の仕方など」、

いつもと違った切り込みで老師のお話が始まった。

 

 座る基本は此れでよいのか、自己との対話をして座っているはずです、

坐禅では、自己というもののありようを「自己に親しむ」と言います

 

坐禅は自己に親しむ姿」自己に帰える、

この一つに打ち込むこと「一行三昧」といい

お釈迦様が、「承伝の仏法として道元禅師様まで伝えられた坐禅」である。

(今まで同じことを「回向返照の退歩を学すべし」という占され方もあった)

 

仏法の伝承について、達磨大師とその弟子のエピソート

とあわせ、老師が、ダライラマ師と会われたときのお話しなど、

興味深々、年の初めの座禅会としていい時間をすごすことができました。

 

老師は、「新しい歳の初めに、ここに座る、座ることの味わいは「自己に親しむ」姿、

その姿を「一行三昧」の姿として、お釈迦様が伝えたかった承伝の仏法の姿であったはず、

今年一年、事あるごとに、味わいなおしてください」

と結ばれた。

いつもの坐後の「塩粥」の味は格別、

今回は昨年習った食事前の「五観の偈」を唱えた。

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