tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

庭の借景「もみじ」盛期を少し過ぎましたか。

2015年11月15日 | 季節の便り(北陸、福井)

楽しませてくれている、中央公園の「もみじ」。

その色の変化を追い続けていますが、

余りにも綺麗なので、近寄り木の下へ。

 

ややっ、遠目が綺麗ですが、近ずくと盛期を過ぎて・・・。

もうしばらくで、「落ち葉になるのかの境目」です。

紅葉は「遠目がよいというのは本当ですね

 

それでも部分は綺麗、綺麗。

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「はけば散りはらへばまたも散りつもる、人の心も庭の落葉 」座禅会。

2015年11月15日 | 坐禅会

当地の日の出は、午前6時32分。

降雨もあり真っ暗の中の禅堂行きである。

全員座につき始めるころ、

老師の撞かれる6時の梵鐘、同時に読経がかすかに聞こえ

これから始まる、1炷への気が引き締まる。

 

今朝はベートベンの曲も無く

背後を歩かれる老師のすり足の音、

姿勢の点検をしていただいているのです。

しばらくして小鐘3つは坐禅スタート。

 

まずは「正身端坐」、

1つは、姿勢を正しく作るのです、から始まった。

 

「鼻と臍を対せしめんことを要す」

すなわち、鼻筋とおへそを一直線になるよう背筋を伸ばす。

手は、「法界定印」に結び、この一直線の位置。

腰の位置を少し前に押し出す感じ、

「目は須らく常に開くべし」

すなわち、目はいつも開いて1mくらい前を静かに、

やさしく見る、目力を入れない。

開いた目は、「正身端坐」姿勢・呼吸を常に点検する。

開祖道元禅師様直筆の「普勧坐禅儀」(国宝、大無永平寺展冊子)

 

2つめは呼吸を整える。

これは、「鼻息かすかに通じ」すなわち息は口でなく

鼻からのみで行い、隣の人に悟られないような静かさ。

3つめは、心のおきどころ。

すなわち、坐禅をしているという、

ここから心が離れないよう。

人は皆、色々な思いが複層するもの、坐禅をしていても「妄想」がある

古歌に、「はけば散りはらへばまたも散りつもる、人の心も庭の落葉

(朝比奈宗源・仏の道)

その雑念を沈めるのが、この坐禅の時間です。

大切なのは揺れ動く心を「左上に置きなさい」。

深い静かな世界に入り、その思で遊んでください。

その世界を「大禅定に入る」と言います。

どうぞ、もうしばらく座に勤めてください。

(半分くらいで、禅堂の「すりガラスから入る朝の明るさ」、

外は「雨だれの音と野鳥の声」のみ、静かな時間の愉しみ)。

小鐘1つで終了。

 

毎回坐後、振舞われる「塩粥」、

成し遂げた思いが重なり美味しいこと。

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