tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

白山開山「泰澄大師」は実在したのか「講演会」。

2016年06月29日 | 当地の催事・行事など

面白かった。

私の知る初めての学説、この種テーマーは、地元だけに色々な本がありますが、

こんなはっきりの指摘は初めて。

「平泉寺世界遺産講演会2016」として、勝山市が主催

 

受講者は白山を取り巻く、近県の方達も多数くいらして、大盛況。

 

「白山開山伝承と泰澄」石川県歴史編纂室の東四柳史郎氏、

今一人は「比叡山延暦寺と白山平泉寺」京都国立博物館の下坂守氏。

 

来年2017年は、「白山開山1300年」になるのだそうで、

このテーマーや諸行事でにぎやかに成りそう。

とりわけ勝山市は、白山平泉寺を基本にした「世界遺産」登録を

申請したが棄却よりスケールを大きくする為、

岐阜・石川と合同で再申請も

評価が低く棄却。

聞くと福井を除く2県は、勢いが落ち、今では行政も全然力入れていない様子。

 

勝山市では、今も「白山平泉寺の南谷発掘を」つづけており。

「世界遺産」登録をあきらめていない事と「白山開山1300年」の為のイベント。

 

白山開山は、

1.1300年前「泰澄大師」により開山されたことは周知の通り、

されど本当にこの方が実在したのか疑問。

2. 「泰澄大師」は、福井県麻生津の生まれと伝承されているのは、

当時「平泉寺」の勢力が強く、福井生まれになっているのでは。

3.白山登山は、比叡山を統括した天台宗高僧が通った史実から、

畿内方面から登るのは、岐阜・石川より勝山が近かった地理的要素。

4.当時の天台宗が比叡山であり、今まで平地で修業していた僧が、

白山に命を掛けて修業の場にされ、

人民の信頼を得る過程が覘ける、仏教発展の歴史。

など、こんな切り口での講演はびっくり。

それでも違った一面は、興味がわいた。

コメント (2)
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