この時期の午前6時はもう早朝・・ではなく普通の朝の感じ、
つらいものでは有りません。
むしろ夏のすがすがしい朝でした。
6時の梵鐘を打たれる「老師の般若心経の読経と鐘の音」
お腹に響きわたる、禅堂にはすでに全員坐蒲(ざぶ)の上。
今日は、新しい女性参禅者も加わわり、男女各4名の8名の坐禅会。
老師の坐中のお話は「新人教育のためか、基本から始まった」。
そして、ここ半年ぶりの「警策」を頂いた。
これは眠気さましでなく全員への直堂様から励ましの一発。
(老師の警策はやさしく、むしろその行動啓発の様子、過日tvで見た、
臨済禅の激しい一撃では有りませんでした)
(6月坐禅会に出席はしていたのですが、報告を怠りました、と言うより書くことができない
身体と多忙によるものでした、こんな事10年来初めて、
内容は新しい人たちのための「3つの基本事項」の繰り返しで有ったと記憶しています)
そして姿勢を整える項では、道元禅師様お教えの「普勘坐禅儀」の重要項、
「両の大拇指、面いて相柱う」「耳と肩と対し鼻と臍と対せしめん事を要す」
身相既に調えて、非思量、これすなわち坐禅の要術なり。
身体の基本の形は、「端座」そして両手の親指を自然にあわせ「法界定印を結ぶ」
突然の宿題が出された。
今回、仲間の女性2人が「永平寺本山授戒を受けられた」を機会に
10年以上続けている全員に、「今回宿題を与えます」。
授戒者2名の「輪絡子(輪袈裟のこと)」に「両の大拇指、面いて相柱う」と書いた。
このことは法界定印の両親指の力の入れようバランス、
力関係を、左右の力を100とするとき、例えば左80・右20等
この力関係をどうするのか。
皆様のこれからの人生指針として
「私の両拇指の力の入れ方」の、
両の親指は何か、その力のバランス
事例としてをまとめておいて、
発表してほしい。
えらい宿題を頂いたことでしたが、
真面目に考えまとめてみたと・・・。
境内には半夏正の花