いま、書の世界には多様化が見られます。
墨象家と呼ばれるジャンル、前衛書、高校生の書パーフォマンスなど
勝手の書の世界は、文字を正しく習う,書く事を中心にした人達、
その書が売られたり芸術の分野の一つとして
世に出ることは無かった。
福井の偉人、「西脇呉石氏」もそのお一人でしょう。
今回、この方の業績を見直す
「特別展覧会が勝山市の勝山城博物館で行われています」。
今回の
特別展に鑑み、タイトルの「書芸術」の面白さ」と言う
講演会が実施され聴講してきました。
「書が芸術」と言う用語は5世紀に成立した「後漢書」に
使われていた、
日本では、明治に入り「美術」と訳され
その分野が今の美術工芸の世界になっている。
今も、「書は美術でない」と主張する論争がなされ
現在の字、特に漢字の世界では特別のものとなり、
明治の3筆と呼ばれる方たちの物が、代表文字とされた。
すなわち正しい文字の書き方が正統と言われた、
「西脇五石氏」も教科書文字の手本を制作するひとりであり、
氏は習字はもとより、画・漢詩等、幅広い才能の跡が残っています、が、
「なんでも鑑定団」にあるような高価な書画家として、
世に出る事がなかったし、望んでいなかった。
いま、「展覧会などで書を芸術の一つとして見る時」、
「自分が見ようとしている書画の芸術性は何か、
作者がに何を見せようとしているのか」
をまず知ることです。
いずれにせよ「書は線の芸術である」
という1点が、共通点でしょう。
面白い。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます