tarpin翁のスローライフ

福井県奥越地方、季節のたより、ガーディニングなど、
写真日記・・・そして・・・。

「書芸術」の面白さと不思議。

2019年09月21日 | 当地の催事・行事など

いま、書の世界には多様化が見られます。

墨象家と呼ばれるジャンル、前衛書、高校生の書パーフォマンスなど

勝手の書の世界は、文字を正しく習う,書く事を中心にした人達、

その書が売られたり芸術の分野の一つとして

世に出ることは無かった。

福井の偉人、「西脇呉石氏」もそのお一人でしょう。

今回、この方の業績を見直す

「特別展覧会が勝山市の勝山城博物館で行われています」。

 

 

今回の

特別展に鑑み、タイトルの「書芸術」の面白さ」と言う

講演会が実施され聴講してきました

 

書が芸術」と言う用語は5世紀に成立した「後漢書」に

使われていた、

日本では、明治に入り「美術」と訳され

その分野が今の美術工芸の世界になっている。

 

今も、「書は美術でない」と主張する論争がなされ

現在の字、特に漢字の世界では特別のものとなり、

明治の3筆と呼ばれる方たちの物が、代表文字とされた。

すなわち正しい文字の書き方が正統と言われた、

「西脇五石氏」も教科書文字の手本を制作するひとりであり、

氏は習字はもとより、画・漢詩等、幅広い才能の跡が残っています、が、

「なんでも鑑定団」にあるような高価な書画家として、

世に出る事がなかったし、望んでいなかった。

いま、「展覧会などで書を芸術の一つとして見る時」、

「自分が見ようとしている書画の芸術性は何か、

作者がに何を見せようとしているのか」

をまず知ることです。

いずれにせよ「書は線の芸術である」

という1点が、共通点でしょう。

面白い。


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