♪ さくら さくら
弥生の空わ 見渡す限り
かすみか雲か 匂いぞいずる
いざや いざや 見に行かん ♪
これは明治21年に作られた童謡。今も歌われる。かようにこの季節は桜を初めとしたお花の季節。お花にまつわる催しが各地で行われる。
山口県の北部。阿東町徳佐八幡宮参道のシダレサクラ、県内では名前が通っている。
300㍍ほどの参道の両側に300本ほどのシダレサクラとソメイヨシノが見事な桜のトンネルをつくり、見上げても空も見えない箇所があり、シダレサクラの桃色が参道1杯の見物客の頬を染めている。
通りすがりに幾度か見た参道の桜、丁度良い開花に出くわしたのは初めて。
桜の下ではそれを愛でながらの宴も盛り上がっている。境内の特産品販売のテントは多くの買物客で賑わっている。舞台では南京玉すだれの公演中、軽快な口調に合わせ姿を変えるすだれに拍手が起きる。
参道を行き詰めたとこでは、神殿前で善男善女が列をなしお祓の順を待っている。
参道を散策しながら大方の人が楽しそうに撮る。携帯にデジカメ、プロ並みの機材を使って撮る人も見かけた。メールでブログで全国に発信され、来年の見物客誘致に役立っている。
それを見越してか駐車場他の案内される方の気持ちよい応対が印象に残った。
(写真:参道を覆う見事な桜トンネル)