日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

質屋の日

2009年07月08日 | 生活・ニュース
               

あるメールで今日7月8日は語呂合わせで「質屋の日」とあった。質屋を利用した経験が無いので語れないが「サラ金のように利子が膨らまない」と教えられたことを思い出した。

質屋の商売の仕方は訪れた人から担保の品物を預かり、それを元にして約束の期間お金を貸す。約束の日までに返却されないとその品物を流す、すなわち処分する。そこがサラ金と違って借りた金の利息が利息を呼び膨れあがったりしないので庶民に親しまれたという。

昔のドラマでは嫁入り衣装の着物を風呂敷に包み、家の裏口からそっと出て質屋では飛び込むようにその暖簾をくぐる「家を守る母」の姿を何度も観た。TVで見る今の質屋さんは高級バッグ店のような店構え。応対は電卓とさま変わりした。何より訪れる人のあっけらかんに驚く。

質屋ともサラ金とも縁なく過ごしてこれたなと思いながら、梅雨らしい雨を眺めていると庭の隅の艶やかなツワブキの葉が雨に揺れていた。日差しを好まないツワブキは質屋の入口でどんな人生を見ていたのだろう。

(写真:雨に濡れるツワブキの葉)
コメント (2)
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