
2、3日は梅雨らしい雨が続くという予報。この地方の梅雨明けの平均は7月18日、梅雨末期に起きる被害が発生しないことを願う。そんな予報のなか強い雨が降っているが親ツバメは子ツバメのために低空飛行で働いている。
そんなツバメを眺めていて、あの時の猫はどうしているだろうと思い出した。その猫、先日公園を歩いているとき石橋の真ん中で観光客のカメラにおさまっていた。猫に詳しくないので年齢など知る由も無いが、見かけだけは若そうに見えた。カメラ慣れしているのかすました様なポーズが面白い、と1枚撮った。
「この猫、左目をどうしたんかね」という声。見ると目が細長く閉じている。傷のようにも見えるし寝起きで瞼が開いていないようにも見える。その様子からでは何も見えないだろうと思った。そのな猫を抱いて連れに撮ってもらう若い女性を見ながらそこを離れた。
この公園にはかわいそうだが「飼い主のいない猫」が多い。段ボール箱に入った子猫を見たこともある。そんな猫たちはこの雨をどこでしのぎ何を餌にしたのだろうか。いいことではないが夜明け前に餌を与えるあの軽自動車は来たのだろうか。
言うまでもないが、ペットとの生活は素晴らしい潤いや癒しを得る代わりに飼い主としての責任や義務があろう。路頭に迷わされる、捨てられるという思いをペットといえども味あわせて欲しくない、あの猫も雨をしのぎながらそう思っているだろう。
(写真:すまし顔の猫のポーズ)