日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ローカル道

2015年11月11日 | 地域


 現役のころよく通ったそのローカル道は次のカーブを曲がればあの店が見える、このカーブは急曲りだから対向車に気をつける、そんな余裕をもって運手していた。その道を何年ぶりかに運転しながら車を走らせた。工事個所はあったが、道路整備はあのころ以上に進んでいて走り良さは改善されている。その割に沿道の賑わいはあまり感じなかった。

 大きな変化に気づいたのは沿道のガソリンスタンドが幾つも閉店していることだった。街の中でもGSの閉店やサービス内容の削減など経営の苦しさを利用する者も知っている。市街地を離れるとその度合いはさらに強くなる。過疎化、若者の車離れ、高齢者の運転免許返納、低燃費車の急速な普及などGSを取り巻く環境は厳しさを増す。沿道のGS減少は地方の地方にも押し寄せている。

 我が家の車も低燃費車利用に変わって可なりの年数になる。そうなってから給油回数は減りガソリン代は5割少々の削減となり家計に貢献している。個人でさえこのような状況だから、国内全体で消費量の右下がりは容易に想像つく。温暖化防止には有用だが、経済的貢献度は下がる。技術の進歩はだんだんに人手をいらなくする。これは悩ましい関係だ。

 地方でお目に掛かるのはいつのことか分からないが、近未来、それは東京オリンピックの年には無人車が走行するという。無人車はガス欠を事前把握するだろうが給油は誰がするのだろう。あるいは充電はどうするのかつまらない疑問が頭をよぎる。過疎地でこそ役立ちそうな無人車、そのためにはまずは東京五輪での成功が鍵になる。
コメント
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