日々のことを徒然に

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大収穫

2015年11月16日 | 生活・ニュース


 試し掘りした里芋の出来栄えに「芋煮会をやるか」、そんな冗談も飛び出した月1度の農園作業。前日遅くまで降った雨がウソのような秋の空の下、防獣柵の中で掘ったり抜いたりの作業をする。小春日和といえば心地よい日ざしを思うが、作業時間が経つにつれ汗ばむ。 

 そんな仕事姿を、竿が届かず取り残された何十個もの熟し始めた渋柿が見下ろしている。柵の中の数人を除いては素人農夫、農具を使う足腰や手の動きはおかしく面白い眺めだろう。雨上がりの畑は少々ぬかるんで、農作業に慣れぬ者にはいつも以上に動きにくい、が、里芋に続いて予想以上のさつま芋の収穫に驚き難儀を感じない。

 前回の間引菜から1カ月ほど、大根もカブもよく育っていい形で立派な姿になっている。月1度しか手入れの無いことを自覚して自ら生きる力を身につけているようだ。防獣柵に守られていることを感謝しているようでもある。白菜も次の作業日には収穫できるだろう。ちょっと早めだが、手作りの昼食弁当を食べながら話は弾む。

 TPPの影響を受けることのない農園だが、休耕中の畑の雑草化を防ぎ、国道沿いの景観を少しだが見栄えをよくしている小さな農園を何年も楽しんでいる。大きい小さい、不揃い、鍬切れ、形がいびつなど収穫された野菜の姿の数だけ笑いがある。目分量で分けられた新鮮野菜を持ちかえるのも楽しみの一つ。祖に中に、試し掘りした始めて見るヤーコンがある、どんな味か楽しみだ。
コメント
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