日々のことを徒然に

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花のことわざ

2019年03月28日 | 生活・ニュース

 花にまつわることわざがいくつもある。この桜の季節に聞かれそうなのが「花より団子」。花をめでる人の方が多いが、花見となると各々が花見弁当を楽しむ。その瞬間は団子のことわざ通りに見える。美しい花を見るより、団子を食べるほうがよいということ。風流より実益、名や外観よりも内容を選ぶ、と説いてある。人の或る内面を表す。

 「花も実もある」、美しい花が木に咲き実もなることをいう。これは外見が美しいだけでなく、実質、内容も備わっていることをいう。名実ともに優れており、義理も人情も良くわきまえ配慮が行き届くことをいう。こんな人ばかりなら世の中の争いやいじめは少なくなるのでは、そんな反省を促す。

 「花も折らず実も取らず」という。花を折ることも実も取れない。これは人間の欲の結果、結局はどちらも得られないことを言い表す。二兎を追う者は一兎をも得ず、虻蜂取らずと同じで、一挙両得や一石二鳥などの対になる。

 新しい社会人や学生が桜とともに世に出る。これまで苦労したり不遇でいた人が、時節に巡り合って世に出ることを表すのが「花咲く春にあう」。思わぬ出会いがヒットに連なるかもしれない、桜はそんな希望を感じさせる。自分の老けゆく歳を思いながら、新しい巣立ちの人らの夢や希望に「花に嵐」が邪魔しに来るだろうが、苦の先に本当の実が生るので努力を期待する。
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