日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

助手席から

2019年03月29日 | 地域

 あるお手伝いで岩国・和木地区を車でほぼ一周した。走行距離は約160㌔、昼食やトイレ休憩を含めて約8時間、助手席に座りづめだった。運転はプロ級の人で何も気にすることなく座っておれる。お陰で車窓からいろいろな光景をみた。

 桜は市内北部、中山間地の方が市街地より咲き具合が良い。4分5分咲きで丁度見ごろな風景が連なる。市街地の桜の方が山間部に比べ早咲きと思っていたが違った。菜の花もいたるところで咲き誇っていた。圧巻は根笠の山つつじと桜のコラボ、何度か撮りに出かけたが、微妙な時期のずれで残念が多かったが今日はラッキーだった。

 気になることもあった。報道や話で知っているつもりの廃屋、その多さに驚いた。崩れた家、屋根が抜け落ちた家、雑木や雑草に囲まれた家、そこまでは至っていないが明らかに住民の居ない家、いろんな姿で荒れ果てた姿をさらしている。廃家とも表現するそうだが、なにか締めつけられる気がしながら、過疎や限界、消滅などという集落の姿を垣間見た。

 山間部に入ると離合もままならぬ道も多いが、それでも舗装されており走行は助かる。昨夏の西日本豪雨被害そのままの跡もあり、次の災害が起きないことを祈るしかなかった。助手席でいろいろなことを学んだ一日だった。
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