日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

日本の祭写真展

2019年03月25日 | 地域

 退職して市内に帰省されたアマチュアカメラマンの「日本の祭 第7回」展が開かれている。作品は、在職中に全国の祭り巡りをされて撮られた作品が主に展示される。ニュース映像で見ている全国に名の知れた祭、静止画ではあるがゆっくりと祭の雰囲気を味わうことが出来る。今回は月末まで、西岩国駅構内ふれあい交流館展示室で観覧料無料。

 今回は「灘のけんか祭り」「周防國二井寺山極楽寺火渡り大祭」二つの祭。前者は、数ある「けんか祭り」の中でも最大規模で天下の奇祭。姫路市白浜町の松原神社の秋季例祭で300キロを超す神輿のぶっつけ合いが撮られている。大迫力写真からは男衆の熱気が伝わる。祭を取り巻き喜ぶ人らの顔も写真展だから見れる。

 後者は当市の周東町にあり、厳島や大宰府と並ぶ霊場と言われる二井寺。由緒ある寺に1度上ったというか参ったことがある。源氏に由来する梵鐘もあり霊を感じる。年間行事として数種の祭のうち「天狗の火渡り大祭」が展示されている。圧巻は、山伏が帯の様に続く炎を渡る4枚、思わず祈りの姿勢で鑑賞していた。旅姿の外国の人も見入っていた。

 祭り、テレビの無い時代には今の様に全国の祭を映像で観ることは無かった。地域や町内の氏神様の祭礼が中心だった。住んでいた町内の中心に小さな社があった。秋の祭礼には屋並に御幣を張り屋台も並んだ。演芸用に架設された舞台では幼児から高齢者まで舞いや歌、手品などで喝采を浴びていた。思い出せば、藩政のころの屋並が薄くなるにつれ懐かしいかってのような賑わいは薄れていくように思えるのは独断だろうか。 
コメント (2)
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