
訪問する何人かのブログに「カレンダーが1枚になった」という表現がある。2カ月摺りのカレンダーかと思いながら読む。残り2枚と書いた人と、令和元年の残り日数に対する感じ方が少し違うなと思う。残り1枚は気ぜわしさを、2枚はちょっと振り返って、そんな違いを感じた。霜月に入った。
北海道から霜月らしいコメントが届いた。「昨日今日 北海道は木枯らしが吹き 時折激しい雨が降るなどとても不順な天気になっている。今夜は峠では雪の予報で 車の冬タイヤ交換を急いでいます」。長い日本列島の緯度の違いを感じる。でも、散策途中で冬用タイヤの水洗いをしている人を見かけた。市内では早いと思うが、準備に怠りなしは安全に通じる。
寒さが近づくと近くの商店の軒下に積み重ねられるものがある、それは薪。どこから運ばれて積まれどこへ行くのか分からないが、今は切り口の新しい薪、時期を見て準備されるのだろう。間伐材だろうか木の種類はいろいろだが、太めの割り方は火力がありそうだ。わが家も昭和30年代の半ばまでは薪が家庭燃料だった。祖父が割る、私ら子どもが運ぶ、そんな時代を思い出す。
最近、ブームとまではいかないが、薪ストーブも人気があるという。あの軒下の薪もそんなストーブで働くことになるのかもしれない。先日見学した新築の家にも居間の隅に置かれ、屋根には煙突が立っている。昔は風呂に煙突だったが今それは不要に。煙突のある家は薪ストーブのある家か、見学しながら思った。子どもころ薪と言わずに「割る木(わるき)」と言っていた。