日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

ゑびす祭り

2019年11月23日 | 町かど
 
 氏神様の「ゑびす祭」、記憶に残っている子どものころは初冬の寒い寒い祭だった。小学校低学年のころ雪のちらついた覚えがある。当時は道の両側に屋台がズラリと並び、子どもは親と手を繋いでいないとはぐれて迷子になるくらい混雑していた。それは終戦から数年くらい過ぎたころの思い出になる。

 通りには御幣が張られている。取り付けられた紐、昔は細いわら縄、今は樹脂製の白いロープに変わった。近くにわら縄を作る農家があった。わらの差込口は朝顔形で先端は一気に細くなる金管、2本か3本のわらを差し込むと、金管の先端にのぞいたわらをねじりながら送る回転棒がって送りだす。その動力は足踏みで歯車を回していた。農作業の名残を覚えている。

 ゑびす祭りの通りも、歴史ある家々が建ちかわり、次第に今風の通りに変わってくる。それにつれ御幣の似合う家の数も少なくなった。休日の温かい日だが参拝した時は人人出はまばら、出店も数店、神社の人と話したが宣伝不足に感じた。伝統ある祭典なので賑わって欲しい。

 恒例のおみくじは大吉。「する事なすこと幸いに種となる 心配ごとなく嬉しい運ですからわき目もふらず一心に自分お仕事にはげみなさい」そして「色や酒に溺れるな」で完。年末に向かって心して過ごそう。

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