
新型コロナウイルス拡散の恐怖は終わっていないが、国内なら自由に往来できるように自粛規制が解かれた。待ってましたとばかり繰り出す人の笑顔が映し出される。一方で、新幹線も飛行機もまだまだ心配という人も映る。東京アラートは期間が半分に短縮され新規感染者は横ばい、安全宣言はどこからも出ていない。
そんなことはさておき、日本経済の指標がどん底から上向くことが期待されている。そのシンボルのように大都市の百貨店、国内旅行客の増、大型行楽施設の再開など、都市らしい光景が報道される。見ていると確かに経済は上向くだろう。しかし、大方の人は感染しないよう気を引き締めながら解放感を感じている。
一部規制は残る往来自由だが、3蜜を避ける、アルコール消毒はより厳格な対応を求められている。夜の新宿に係わる映像報道から感じるのはすでに自由気ままになっている。そういう映像を選んで放送するわけでもないだろうが、コロナを恐れない、防ごうとしない人らがいるのは事実だ。地方で報道を見ていて感じる。
ひと時より、スーパーなどへの入店時の手のアルコール消毒が当初より念入りになった感じがする。コロナに罹患し発病したときの怖さ、そこから誰かにうつしてもいけないという自覚からと思う。マスク未着用は見かけない。店頭のアルコール容器が、手押しポンプから足ふみ式になりより安全で便利になった。いつの日かコロナが去ってもアルコール消毒は新しい生活様式として定着するかもしれない。