
「2006年9月に『岩国エッセイサロン』同好会へ入会した。そこで、エッセイを新聞に投稿し、創作のレベルアップを図ることも同好会活動の一つと教わり、入会の月から、怖いもの知らず、歳も恥じずに投稿を始めた」、これは投稿を始めたいきさつを書いたある日のブログの一部。
定年までは全国紙、経済紙、地元紙「中国新聞」を購読していたが、今は地元紙のみ。同紙へ投稿を始めたのは初投稿より遅れて翌年の春だった。手作りの孫新聞が70号になったことを書いた「孫への新聞続けたい」が掲載された。「読みましたよ」という声掛けに驚きながらくすぐったい気持ちになったが、励みになった。それからは当時の字数500字ほど、今は430字に思いをまとめながら投稿を続けている。
いつ頃からだろう、投稿するにあたって当面の目標として「広場100編掲載」を秘かに考えるようになった。しかし、いつまでにというタイムスケジュールは不可能と分かっている。しかし「こつこつと続ければいつかはその時が来るだろう」という目標にした。この目標設定方法は現役時代とは大きな差が生じるものの、査定は自分の気持ちだけでどうにでもなる。
昨日の掲載で、途中からの目標だったが13年余で100編に達した。投稿欄には新しい投稿者が続々登場し、内容に新鮮さや時代の変化を感じている。といって、自分の投稿スタイルを変える力はない。「人として、自分の筋を通し、何を恥として生きるか」という短いが好きな文がある。素人の投稿ではあるが、これまで通り自分の思いや考えを飾らない言葉で綴り、投稿を続けていく。