
今朝も児童らはマスク着用だが元気に登校していく。コロナ感染予防で一斉休校終了からひと月あまり、登校の様子、服装はすっかり夏の装いになったが、並んで話ながらの登校は密の一つといえなくはないが、密閉ではないので集団の登下校では仕方ない。それに下校中の児童への不信な声掛けが校区内で多発しており、その防止のためには仕方ない。
夏休み前には欠かせない授業の一つ水泳教室、今年は授業時間確保のためだろうか静かなプール周辺になっている。プールの様子は道路からは伺えないが、いつもなら元気な歓声、水を打つ音、ホイッスルの音、指導員の大きな声、なぜかわからないが大きな拍手も時には聞こえる。もうすぐ楽しみな夏休みだと教えてくれる。
私らのころも暑い夏は水浴が一番だった。といっても今のようにプールなどはない時代のこと、カマボコ板で作った水練札をもって天然のプール錦川で泳いだり遊んだりした。大雨の後はしばらく遊泳禁止、そんなときは将棋などで頭を鍛えた。町内の盆踊りや灯篭流しも楽しい行事の一つだった。今でいえば「えも言われぬ経験」をしていた。
今年の夏休み、市内の公立小中学校は8月1日から23日までで期間短縮が決まっている。子供たちには休みの期間だけでなく、これまでと違った夏休みを過ごすことになるのだろう。今は、登下校の子どもらを見ているだけで、休みにどんな過ごし方をしているのか分からないが、コロナの影響で例年とは違う夏がやってくる。こうしたことはそれほど起きないだろう、貴重な経験として将来の何かの折に活かしてほしい。