日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

天辺の柿

2020年11月03日 | 自然 季節

 今は縮小されたらしいがその昔「大百姓」といわれた私より6歳年長の人が私を見つけ畑の法面に腰を下ろす。何事かと並ぶと「大恥をかいた」と笑う。畑に来たら柿の木数本の下方の枝が折られている。これまでのこともあり柿泥棒と思い警察に通報した。現場検証しながら「こりゃあ柿泥棒じゃあないイノシシの仕業です」で一件落着となった。

 「さすがプロ、説明を聞いてイノシシだと納得した」そうだが、何十年も畑とともに苦労してきたが初めてのことでと笑う。大きいイノシシが立ち上がり短い足だが延ばすと2㍍くらいになるそうで、体重を掛ければ柿の枝を折るなどちょろいものという。柿の木は脆くて折れやすいので上るな、子どもころには聞かされていたことを思い出す。

 低いところはイノシシ、その残りを収穫するというが、見上げる天辺、それは日当たりの良さもあって大きい実が結構な数生っている。カラスの餌になる前にとり込むという。下はイノシシ、上は野鳥、そのはざまをわし等がいただくという。イノシシにサルとともに生存競争は厳しそうだ。

 渋柿をいただくと我が家では干し柿にするが、今年は裏作で見送りする。そこで西条の合わせ柿をチラシで見つけ購入する。今日は1個98円、いい具合に仕上がっている。ふと、あの天辺の柿はどうして取り入れるのだろう、高さは7から8㍍くらいある、竿でもげるだろうか。
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