我が家は電話、固定も携帯も番号登録した人からの発信でないとすぐには応答しない、夫婦でそう決めている。それは固定電話時代の昔々の苦い経験からの学習で、それ以降は苦い経験をしていない。常時留守電にしているので、要件があれば録音に残してもらおう、高齢になってからは特にそうしているがのちのち困ったことは起きていない。
先日、固定電話に番号は表示されるが名前の無い携帯からの着信があった。決め事通り応答しないと切れた。すぐに市外局番で掛ったが誰かは分からない。御用の向きを留守電に、と案内が始まると切れた。すると固定電話に初めの携帯番号で掛って来た。誰だろう、スマホで検索するとこちらには登録している首都圏在住の会社OBの方、すぐに受話器をもった。
急がれた用件に私は驚いた。30代終わりの約3年間ある部門のスタッフ業務を一緒した先輩について「黄泉の世界に旅立たれたということを聞いたが本当か」という問いだった。6月の終りに電話の方を含めた旧知の数人で懇親会、楽しく語り合ていたので、信じがたい内容だった。
ご家族に伺うと、就寝するまで普段変わらず生活、翌朝起床し体調不良なので救急病院へ、そのまま帰れなかったと状況を話された。それは先の懇親会から1週間目だった。仏前でこれまでのご厚誼に心から感謝し合掌した。そして、人の意志にかかわらず身の上に起こる吉凶禍福に改めて思いを致した。
(今日の575) 浮かぶのは熱い議論の会議室
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