直径数ミリほどの細い竹が銃身。銃身より少し短めに加工した自転車のリームで銃身に詰めた弾を突き出す。弾は金色の杉の木の実。子どものころには杉鉄砲と呼び、弾の飛距離を競ったり戦争ごっこをした。
弾は口に含みすべりを良くする。噛み潰したときその渋さと生臭さに顔をしかめながらも日の暮れるまで遊んだ。
国産樹木の中で寿命・高さとも優れており、何よりも1直線に伸びる姿は気高く生命力の強さのようなものを感じる。神木のように神社周辺には多く見かけるのは不思議ではない。
報道によると今年もスギ花粉の飛散が始まった。雄花の散らす花粉は春の案内役のひとつだが、最近は嫌われる。昨年の夏場の高温の影響で飛散量は多いという。対策グッズや予防方法など見たり聞いたりしない日はない。
杉鉄砲で遊ぶころは終戦直後。山は裸、飛散する花粉量が少なく症状が出なかったのか、花粉症で遊びをやめた仲間がいたのかは思い出せない。いや、花粉症という言葉もなかっただけに、症状に悩む人に出会うと気の毒に思う。
スギ花粉がひと塊となって風に流される下で杉鉄砲を持って遊んだ、今ころの子どもたちにも味あわせてあげたい、そんな郷愁を感じる。
(写真:この杉も周りに習ってまもなく花粉の飛散を始めるか)
春になるのは嬉しいけれど、これから桜の季節まで
ハクション!ぐじゅぐじゅ鼻や目がかゆいんです
はぁ~
じゃなくて
スポーク
って言いませんでしたか?
リームは外周の輪
真中がハブでリームとの間がスポークという
鋼の細い棒
なりましたね~
北海道にも花粉症で苦しむ人がいるのですよ。
シラカバの花粉が3月末から4月にかけて飛散します。でも私はぜんぜんなんともありません。
子供のころ 山や野原や川で飛び回っていて
抵抗力・免疫力がついたのかも知れません。
私は「花粉症」と言うブーム以前に発症し、もう2週間位前に出ています。どうも、2月の声を聞くだけで鼻水がタラーリになるみたいです。
真夏、真冬以外はずっと様々なアレルゲンに悩まされていましたが病気をして外出の機会が減ったのと空気清浄機のおかげでこの所重症には至りません。薬も飲まずアレルゲンを受け入れじっと時期が過ぎるのを待ちます。
闘争心旺盛で、泣き虫なんかは相手にしてもらえない、だから泣かずにがんばる……。
そんな昔の遠い思い出ですね。
懐かしい、杉鉄砲。
症状のリアルな表現、さすがですね。
恥ずかしい間違いでした。これからもよろしくお願いします。
子どものころに出来た免疫がまだ残っているようですが、いつ乏しくなるやら。ウオーキングと乾布摩擦で頑張ています。
春までには少し時間があります。充分お気をつけください。
あのころに出来た免疫のおかげでしょうか、花粉症は未体験です。
杉の実の変わりに南天も使いました。当たるとこちらは少々応えました。