日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

枯れ葉の巧用

2024年01月06日 | 自然 季節

 今日から小寒。節分までの約30日間を「寒」または「寒中」や「寒の内」という。今日は「寒の入り」ともいい、寒さの始まりを意味する。これが解釈となっているが、ただし、実際には今冬すでに寒さの厳しい洗礼を受けている。という愚痴、今は慎まなければいけない。能登半島地震による被災者のことを思えば、電気も水も自由に使え、暖房もとれているから。

 先日、散歩の途中、山裾の道でふと空を見上げたら、真っ青な空を背にして枯れた葉をつけた大きな枝が伸びて陽を浴びている。ふと、枯れ木も山の賑いということわざを思い出した。枯れた木でも山に風情を添えるものであるという意。転じて、つまらないものでもないよりはましであるということ。

 枯れ葉がつまらない、と邪魔な扱いにする。掃いては燃えるゴミに出している。ところが有用な利用法を教わったことがある。枯れ葉に覆われた道で、それを大量に集め、大きな大きなポリ袋に詰めている夫婦に出会たことがある。訳を聞くと、これを使って畑に播く堆肥を作られるという。まあ、道の掃除にもなり側溝の詰りも防げますので、と笑って話された。

 この日、朝の天気予報は放射冷却で冷え込みが強いと各地の最低気温を伝えていた。さぞ枯れ葉はいい気持ちだろうと眺めた。それにしても枯れ葉は堆肥、道は綺麗に、側溝の詰り予防、これって一石三鳥になる。枯れ葉の散り敷かれた道には趣を感じるのは、掃除しない者の勝手な思いだろう。

 (今日の575) 掻き落ち葉袋に入れられいずこにか
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