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景観重要建造物の門・塀

2024年01月08日 | しっちょる岩国

 地域の魅力向上と個性ある景観づくりの核となっている建造物が、時間の経過とともに形を変え、失われることを防ぎ、周辺の景観が大きく損なわれることがないように、ということで歴史的に由緒ある建造物が指定されていることは知っていた。

 市民ならだれもが知っている岩国城を始め、吉香神社、徴古館、昌明館(吉川史料館)、吉川家長屋門、錦帯橋を渡って白為旅館、国安家住宅(岩国市観光交流館)、椎尾八幡宮、細田写真館、など全部で28の建造物が指定されている。建造物というからには家構えだけと思い込んでいたら、門・塀も指定を受けていることに気づかなかった。

 門・塀、確かに歴史的建造物にはそれに見合った出入り口がある。これまでもそんな思いで眺めていたが、そんな門・塀5件が指定されている。いづれも錦帯橋から続く大明小路にある。錦帯橋よりから双葉タクシー営業所左斜め前、岩国幼稚園前2カ所、半月庵の並びに2カ所。いづれも薬医門構えと説明がある。
 
 大明小路は、七町やほかの藩政時代の通りに比べれば変化は少ないが、それでも今風の建物が見られるようになっている。景観重要建造物はいづれも個人の所有となっている。そのどれもが木造建築のため、維持・管理を続けるにはそれなりの強固な計画性が必要に思う。錦帯橋から数分もあればみられる建造物、観光資源としても大事にして欲しい。

 (今日の575) 歴史的おもむき秘めし薬医門
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