日々のことを徒然に

地域や仲間とのふれあいの中で何かを発信出来るよう学びます

鵜飼はお休み

2009年07月21日 | 自然 季節
               

梅雨末期の怖さは昨日のブログに少し書いた。今日は現実となり県内では死者行方不明者が多数でている。山崩れが発生した国道262号線はよく利用する。防府市へ向ってトンネルを出ると長い坂道が続く。その途中でそれは起こった。

県内には7月1ヵ月分の降水量を24時間でオーバーした街もある。錦帯橋の掛かる錦川上流もこのところの雨続きで、雨量の多いとところでは300ミリを越えている。ダムの放流などもあり水かさが増している。

錦帯橋の鵜飼はシーズンの最中だがこの増水ではいかんせん、お休みになる。と言っても休んではおれない。この雨の中、関係の船が流されないように錨やつなぎ止める綱の確認など忙しそうだった。まだ水位が上がっています、不安そうに川面を見つめる若いしの顔は真剣だった。

孫から「大雨のニュースを見て驚きました。大丈夫ですか」と心配するメールが届いた。「心配ありがとう、被害は無いので安心してね」と雨の様子をちょっと付け加えて返信する。すぐに「安心しました」と返ってきた。

明日は晴れて暑くなる予報。日食は見られるのだろうか。ラップの紙筒を利用して手製の観測用具を作った。その効果は明日になる。

(写真:増水で動けない鵜舟、奥は錦帯橋)
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末 期

2009年07月20日 | 生活・ニュース
               

今年の梅雨明けは平年より10日くらい遅れるのでは、こんな予報が出されている。平年は7月18日というから月末になりそうだ。人間気まぐれというか、当面の水不足が解消したとたん、早く晴れた日が来いという。でも今年はその末期がまだ来ていない。

梅雨末期の怖さはこれまで幾度も経験している。先ほど「降り続く雨のため、土砂災害の危険度が非常に高い状態続いており、当市にも広がる見込みです。土砂災害危険個所及びその周辺では厳重に警戒してください」という土砂災害警戒情報がメールに入った。市北部では雨量観測地点の何地点かですでに100㍉を越えている。

夏休みには川で水遊びする子どもたちを見かけるが、これだけ雨が続くと増水と濁り水で人影はない。元気なキャーキャーという声が今年は聞かれないのではと心配している。梅雨が上がっても水温が上昇せず冷たい川水は嫌われること、お盆近くなると水遊びをしなくなる慣習が残っているから心配している。

末期と言えば明日は衆院の解散予定日。各種の世論調査では政権末期の様相を見せている。論戦は好ましいが誹謗中傷などの醜い戦は避けて欲しい。どちらに断を下すのか、あと40日じっくりと観察する。

(写真:大雨大荒れを予感させる黒い雲)
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おぎおんさま

2009年07月19日 | 回想
               

朝8時、祇園祭合図の花火が上がった。毎年のことだが子どもたちの夏休みを待っていたかのように行なわれる。地元氏神様のこの祭り、、由来などは知らないが子どものころから続いている。

楽しい催しの少ない子どものころは多勢の子どもが参加した。子どもの役目は山車を引くことだった。飾りを乗せたリヤカーに長い紅白の綱が付けられている。その綱を子どもが引いて町内を練り歩いた。

終わって菓子袋と一緒にもらう冷たいラムネが嬉しかった。清涼飲料水なんて夢にも思わない時代、シュワーと出る泡の一粒もの溢さないように飲み込んだ。熱中症になる子どもはいなかった。

いつからか飾りを乗せる車はリヤカーから軽トラックに変わり、子どもたちは綱を持つだけに変わった。この軽トラックを1度運転した。目の前の綱を持つ子どもに神経を集中し、運転席を離れた時、汗の多さとのどの渇きに驚いたことを思い出す。

夕方、小さな裏通りまで神輿が入ってきた。日の暮れかけたころ大きな声に揺られながら子ども神輿が通り過ぎた。この夏休み、子どもたちの無事を願いながら見送った。

(写真:裏通りにも神のご加護をと廻る神輿)
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親にゃ負けても

2009年07月18日 | 回想
               

1学期終業式の様子がニュースになり嬉しそうな子どもたちの笑顔が並んでいた。孫の小学校は前後期制でまだ前期の途中、休みは24日からとメールで届いた。高学年になると何かと急がしそうで、帰省も数日の短い予定になっている。

子供のころの夏休みは毎日まいにち日の暮れるまで自然の中で遊んだ。それしか方法を知らなかった。それは忙しく働く親たちへの孝行にもなっいた。怪しい者に出会ったような記憶もない。

怪しい者には出会わなかったが自然相手の遊びの中でどうしても避けながら通る危険な場所があった。そこを通るときは首をすくめるようにしたり、横向きになり万歳の姿勢で触らないようにそうと通りすぎた。

それは秋になると実に美しい紅葉の姿を見せるハゼの木。夏休みのころに濃い緑の葉に気味悪いブツブツが現れる。気味悪いだけでなくこれに触れるとその個所にブツブツと赤い湿疹が出来る。それは猛烈に痒いという。

そうならないため「親にゃ負けてもハゼの木には負けん」という呪文を唱えながら遊び仲間は並んでそこをすり抜けた。畑仕事などが手伝えるようになって、唱えなくてもかぶれないことを知ったが、子どものころに唱えた効能が残っている、そんな風に思った。

事件や事故に合わないように、休みの期間関係者のご苦労は並大抵なことではないだろう。ハゼの側を通っただけで痒くなる人もあるという。こんなところにも注意しながら始まったばかりの夏休み、楽しく過ごして欲しい。

(写真:見るだけでも気味悪いブツブツ)
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KJ法体験 懐かしむ

2009年07月17日 | エッセイサロン
2009年7月17日 中国新聞「広場」掲載

 
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講座の楽しみ

2009年07月16日 | パソコン講座
               

盆地の中にあるのどかな集落といえば聞こえはいいが、今風にいえば中山間地域、そこの公民館のパソコン講座が2年目に入っている。始めるとき「受講者が?」と心配したが、公民館担当者の熱意と受講さの熱心さが続き、初めに抱いた疑問を恥じている。

何度か講師やスッタフで参加したが受講者の方は皆さん初対面だった。そんな中で「少しふくよかな顔に見えるが」現職で採用担当のとき新入女子社員として受け入れた中の1人では、と思える受講者に出会った。

休憩時間に声をかけた。彼女も講座室に入ったとき私に気づいたという。退職して20年以上になります、といいながら同期の名前や仕事のことを話す。ほんのひと時だが昔話にしたった。

現職の頃はパソコンを通して新しい知り合いが出来るなど想像もしなかった。しかし講座で各地へ出かける機会に恵まれたことで新しい交流が生まれ、時には思いがけない人に出あったり知り合いになったり出来た。

パソコン講座、人との交流を楽しみに続けられるだけ続けてみよう。

(写真:講座室から見た梅雨の晴れ間)

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水田の話し

2009年07月15日 | 生活・ニュース
               

関東地方は梅雨明け宣言があり、猛烈な暑さがが訪れたというニュース。この地方の梅雨明けの平均は今月18日というが、今夕の予報では日蝕の見られる22日も梅雨明けの声は聞かれないという。

通りがかりの田の水は抜かれ、梅雨の晴れ間の日ざしを受けた稲は大きく育っている。カエルやイモリなどはどこへ住みかを移したのだろうか。お玉じゃくしはみんなカエルに変わったのだろうか、いい歳をしてもこんなことを考える。

穀物を作るところを田という。水をたたえて作物を作るところを水田と呼ぶ。日本では水稲栽培が主なので稲の植えられたところを水田といううが、他にも水田栽培するものは沢山ある、いつもの博識の人が話す。

イグサやクワイは水田で作る。この地方の有名なハスも水田栽培という。ハス田と呼ぶが水田という思いは全く無かった。水をたたえた田で作られることに間違いない。

ある授業で水田は天然のダムで特に棚田の保水能力は素晴らしいと聞いた。昔は夏場の渇水期をしのぐ源になっていた、という。利水状況が大きく変化したこの時代と比較できないところもあるが生活水の源に変わりない。

ダムで土砂がせき止められ、海浜の地形が修復できなくなり閉鎖された海水浴場は100に近いという。もう一度梅雨と水田を見直してみよう。

(写真:日ざしを受ける稲田の風景)
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アルバストルム 98円

2009年07月14日 | 生活・ニュース
               

家内の供で時々立寄る野菜や花の苗などを売るお店。車を止めてすぐパラボラアンテナの形状をした真白な花が目についた。そばに「アルバストルム 98エン ツルがたくさん伸びてひろがり、きれいな花をさかせます」とマジックペンで書いた説明書きが立ててある。

真白な花びらが5枚、中央に赤い輪が飾りのようにのっかている。初めてみた。周りの苗ポットには咲いていない。「夏の花ですよ」散水中のおばさんが大きな声で教えてくれる。覗き込んで眺める人は見たが買う人は見なかった。

どこか清楚で涼しげな感じがする花。どこかの星と交信しているような花。梅雨の晴れ間の日差しをいっぱいに浴びている花。おざなりの言い表しかたに怒ったのか、気持ちよい風に揺れ始めた。

(写真:パラボラアンテナのようなアルバストルムの花びら)


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初めて見た

2009年07月13日 | 自然 季節
               

近くの小学校の校庭。大きな樹木が数本植えてあり、夏場はその木陰が子供たちの遊び場になる。その中にヒマラヤ杉が1本ある。その枝に玉子のようでありコブのようであり何かの巣のような白い物が幾つも見える。何年も木の下を通っているが初めて気づいた。

近所にお住まいの年配の方も「初めて気づいた」と見上げながら「杉の1種じゃけえその実じゃあなかのう」と話される。手は届かないが10センチくらいはありそうだ。

ネットで探したら「ヒマラヤスギの球果(松ぼっくり)」とある。夏ごろから球果は大きくなり、秋に成熟した球果は、松ぼっくりのように落ちていくという。球果とは針葉樹の果実の総称と説明がある。マツ科植物の場合は「まつかさ」という。

子どものころには檜や杉の実は遊びに使ったが、ヒマラヤスギのそれは初めて知った。眺めていたら童話が創れそうな気がする。落ちた球果の写真の1枚に、色は茶色だがバラそっくりの形が載っている。冬になったら探してみよう。

(写真:行儀よく並んでいるヒマラヤスギの球果)
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見返る

2009年07月12日 | 生活・ニュース
               

サミットから帰国してタラップを降りる総理の姿に寂しさを感じた。無理もない。党員から総選挙の顔として選ばれた麻生総理、あの頃のことは忘れたかのような発言や行動が連日ニュースになる。いろいろあったり、あるだろうがそんな昔ではない昨秋のことなのに。

総理を支える人それを降ろしたい人、両者が織りなす党内劇場は無料で鑑賞できるが「繰り返しの再演」に過ぎない。以前には「抵抗勢力」というひと言で切り捨てた劇場劇もあったが、そんな座長が見えないので演目が多い。

その党内争い、総仕上げなのか総崩れのどちらか分からないが、都議選終了後の今夜から始まるという報道。それを改革という人も革命という人いる。どちらでもよいが、結果は庶民の願う安全安定な生活に繋がる内容にして欲しい。立候補する人だけが由とすることだけは避けてと願う。

満々と張られた水に華麗な姿を映していた菖蒲池。今、水は抜かれ雨上がりの湿りで細々と生きている。遅咲きなのか幾本かの花も小さくて艶やかさはない。鑑賞のため人に埋まった回路にカエルが1匹いる。あれだけのおたまじゃくしやイモリはどこに姿を隠したのだろう。

訪れる人も見返る人はいなくなった今の菖蒲池、年が変われば手入れされ再び人々を呼び戻す。国会という議場に国民の歓喜を呼び戻す工夫をしなさい、努め終わった菖蒲池がそうささやいている。

(写真:水が落とされた菖蒲池は春には生き返る)
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