知り合いが数年かけて投稿間近だった仕事をスクープされた。論文を読んでみたら、アイデア盗まれたり競争に負けたわけじゃなく、天才がたまたまやって来て全てを解決してしまったパターンやった。かける言葉が見つからない。
— masayume (@masayume_32) 2018年10月11日
私のところで起きたこともこれである。
というか、私のところでは、とある人が「これどういうことですか」とある論点Aについて質問してきたのが発端だった。その問題を解いて、理論を説明し、モノを調べさせ、そうして論文の形にまで指導してあげたのだった。するうち、私のほうで多数発見をしてしまい、論文を書く手が足りないので論点Bについては質問者にもなんとか扱えそうだったので譲ってあげて、ほかの(理論的に高度すぎて発端の質問者には扱えない)論点C、論点D、論点Eについて発表・論文を書いていったら―
―いつのまにか私がテーマを盗んだというふうにあちこちで言いふらすようになったという。
いやその、私を嫌うようになって私の構築した理論が気に食わないというのは解るが、しかしこれを離れては問題は解けないし、解くべき論点(というか理論的には解答できて、あとは実証データをそろえて個別の論点の挙動を確認し、全体のシステムとの整合性を見る段階)は既に10個ほどは順番待ちで10時間息抜きにチェックすればさらに新論点が見つかる状態なんだが。
才能は残酷だよ😢
— masayume (@masayume_32) 2018年10月11日
きっと天才も大変ですよ。
— masayume (@masayume_32) 2018年10月11日
私は天才というほどのものではないが、大変なのである。
天才じゃなくても大変なので天才になりたい
— N.Y (@N_Y_Big_Apple) 2018年10月11日
―こういうことだったんだろうなあと、いやまあ私だって天才になりたいわい、とか思うととても良く納得できる。
とにかく、ちょっと発表してちょっと賞賛される程度の論点ならいますぐ分け与えることができる状態にある―というか分け与えてきたのであって。
まあその、彼について、対等のステージに立ちたかったんだね、とは解るんだが。
そのためにはむっちゃ努力してもらわざるを得なかったんだ。
努力の程度は、ひとの三倍くらいでいいぞ、とは普段、私がいうことなんだが―その「ひとの三倍」というのは、常人には耐え切れない強度なのだな。
関連:「とある指導に関する備忘録等(2018-08-21)」
なおその「ひとの三倍」というのは、こういうのがそんな例である:
B4の後輩で、先生の講義を行間を全部埋めつつまとめたPDFを作ってる奴がいるんだけど、そいつは成績ぶっちぎり優秀な上に院試も主席合格だったから、そうやって学んだことを再構成してアウトプットするという作業は結構有効なんだろう。自分もやってみよう。
— ロダン(二浪院試落ちバーチャル数学徒) (@Rodin_math) 2018年10月9日
やってみるといい。
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