空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

韓国が暗号通貨の取引規制を考えている

2018-01-13 15:42:52 | Newsメモ
BBC South Korea considers Bitcoin trading ban 11 Jan 2018

South Korea is considering a law to ban cryptocurrencies such as Bitcoin being traded on local exchanges

 韓国が暗号通貨の取引禁止を考えている―と。

 これは司法相の発言であるが:「Justice Minister Park Sang-ki said virtual currencies were "great concerns" and that the ministry was preparing a bill to ban trading」、大統領府は異なる見解:「However, South Korea's presidential office said later that a ban had not yet been finalised and was one measure being considered」、単に禁止というのではない、なんらかの手法を考えている―というのだ。

 …司法相の勇み足だというなら、「The local Bitcoin price fell by a fifth after the justice minister's comments」に対して、損害賠償を請求したい向きもあろう…。

 しかしまあ、規制でもしたくなる気持ちも分る「South Korea has become a hotbed for cryptocurrency trading, accounting for about 20% of global Bitcoin transactions」。こういう過熱ぶりに、バブル経済の影を見ることは容易なことだろう。いや実際にそうなのかどうかは分からないが。

Digital currencies such as Bitcoin have surged in value over the past year - driving a huge demand.

 …いまは、誰が(さしあたり今のターンの)最後のババをひくか、という状況にも思えるのだが。

朝鮮日報 【社説】韓国の国政、最大のリスクは無能・無責任な韓国政府 2018/01/13 09:01

国民生活や経済、金融市場に重大な影響を及ぼす仮想通貨取引所の閉鎖を韓国政府は発表からわずか7時間でひっくり返した。これでは現政権の政権運営能力に重大な疑念を抱かざるを得ない

取引所閉鎖が発表された直後、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の主な支持層である20-30代が大統領府ホームページの掲示板に殺到」、これに応じて「方針転換」のコメントを発した、これはまったくもって、その場しのぎのポピュリズムの姿に相違ない―という論調。

 2ページ目の記事末尾、「政府はどう考えてもおかしな政策への批判には完全に耳を閉ざし、間違いがあっても自らの非を認めない。文大統領の言葉を借りれば「まぶたも動かさない」ということだ。ところが自らの支持者たちがわずかな咳でもすれば政府は風邪を引いてしまう。今国政の最大のリスクは政府そのものになっている」は相当の政権批判。

 関連:「エジプトのGrand Muftiはビットコイン取引を禁じる(2018-01-04)」

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