読売新聞 同級生の父親から脅迫「息子の交際相手に性的行為強要した」…学生自殺未遂、1・9億円賠償命令 2022/06/11 21:55
「青森県の八戸工業高等専門学校の男子学生(当時17歳)が同級生の父親から脅迫を受けて自殺を図り重い障害を負ったのは、学校が安全配慮義務を怠ったことなどが原因として、元男子学生が学校を設置する国立高等専門学校機構(東京都)らに約1億9700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10日、青森地裁であった。鈴木義和裁判長は、脅迫と教員の不適切な指導が自殺行為の要因になったと認め、同級生の父親と同機構に計約1億8500万円の支払いを命じた」
読売新聞記事では事情がよく分からない。なんで親がしゃしゃり出てきているんだ。
日刊スポーツ 自殺図り下半身不随、元男子学生の同級生父と高専に1億8500万円支払い命令「脅迫」原因認定 2022年6月10日20時6分
こちらの記事ではより分かりやすい。痴情のもつれと言う概念で理解できる。…理解できる…?
「鈴木義和裁判長は判決理由で、同級生の父親の脅迫が自殺未遂につながったと認定。自分の息子の交際相手の女性が、以前に付き合っていた元学生から性的暴行を受けたと思い込み、メールや交流サイト(SNS)などで「告発する」「性犯罪者」と脅したことが、「強い恐怖感や今後の人生に対する絶望感を抱かせた」と指摘した。
高専の対応については、女性にストーカー行為をしていると当時の学生主事から一方的に決め付けられ、元学生が強い不信感を抱いたことも自殺未遂の大きな要因になったと判断。高専側の安全配慮義務違反も認めた」
どっちみちなんで親がしゃしゃり出てるんだという疑問は解決しない。
ともあれ、文脈も脈絡もなく突然インネンつけられた―というわけではなく。
…「俺の大切な息子が付き合ったオンナが傷物だったのは」とヒートアップして激烈対応した…わけか…な…?
…なんとか理解しようとするなら、こんな感じか。
ストーカー行為認定も問題だったというわけだ。
これは学校側の過失、失策…なにかなのだろう。…この問題の保護者のあまりの熱量に押し切られた…かなあ。ストーカー行為認定とくれば、それは相応の物証がなければなるまい。交際当時のメールはストーカー行為足りえない。別れて、新しい交際が始まった後に「ほんとに、もうだめか?」と泣きのメールを出すくらいなら、まあ普通のことだろう。ストーカー行為というのは継続性を伴うものだろう。
…まあねえ、「被害者」基準で事なかれ主義を適用すれば、「今後は授業関係のメールも控えるように」という指導をするかもなあ、とは。しかしこの場合でも「…もうわかってるだろ、そーゆーふつーの、並の連絡メールだけでも…先方さんが…な? ということで、とにかく、逃げろ。全力で。それによる成績の不利は発生しないように根回しはするから」くらいはするかなあ。
…まあ、その、「同じ教室にいること自体が既に嫌がらせ行為だ」という主張もあり、まあねえ…。
状況は内部でなければ分からないが、ストーカー(的)行為と認定、そうした名目での指導をした、だろうか。指導記録に残るものなら大問題だし、残さないような口頭注意レベルでも、そりゃまあ事実無根で言われた!となればショックだろう。…いずれにしても判断に踏み込むなら何らかの物証は提示されていただろうか。それがたしかに物証として扱い得るものだったかどうか―まあねえ、教育者としては、なんでそこまで警察的な…とは思われ、だからこそ判断には踏み込まないのが通例かなあと思うのだが。
「青森地裁八戸支部は19年3月、元学生を脅したとして脅迫罪に問われた同級生の父親に、懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡した。提訴時の請求額は約1億4500万円だったが、その後増額していた」
とあって、増額とはあまり見ない。近年は被害者保護の観点から厳しめになりがちか、とは思われるものの、ふつう請求額から割り引いて支払額を決定するだろう。それが増額認定である。よほど脅迫の程度がひどかったか、と思われる。
河北新報 同級生父と八戸高専に賠償命令 1億8千万円、自殺未遂で 2022年6月10日 20:46
「鈴木義和裁判長は判決理由で、同級生の父親の脅迫が自殺未遂につながったと認定。自分の息子の交際相手の女性が、以前に付き合っていた元学生から性的暴行を受けたと思い込み、メールやSNSなどで脅し「強い恐怖感や今後の人生に対する絶望感を抱かせた」と指摘した」
こちらは簡潔で分かりやすい。
NHKははっきりと「恋愛関係のもつれ」とあり、分かりやすい。…ロミオメールくらいはあったかなあと言うあたりの想像もつきやすいが。…しかし性犯罪者扱いできるほどのロミオメールと言うのも、なかなか想像つかないが。
いやまあ想像しろ、書け、と言われればリアルに性的加害扱いできるほどのダメエロメールは、書けるには書けるだろうが、よりを戻したいと思って書くメールじゃないだろそれ。もし16-17歳くらいでそこまでそっち方向にキマっちゃった人間がいたら、そりゃ双方かなりダメだし、そもそもそんなんだったら、自殺未遂するようなタマじゃなかろう…。
NHK 自殺未遂問題 学校側などに1億8500万円余の支払い命じる 06月10日 17時03分
「2017年6月、当時、八戸工業高等専門学校に通っていた男性が恋愛関係のもつれをめぐり、知人の父親から「性犯罪者として告発する」などという脅迫を受けて自殺を図り、下半身に重い後遺症を負いました」
ほぼ言い値で決定と言う、すごい判決。地裁判決なのでまだ決定してませんから、というのはよいが、高裁判決で覆るかなあ…。
「裁判では、男性と両親が当時、相談を受けていた教員が適切な対応をとらなかったなどとして学校を設置している国立高等専門学校機構や脅迫行為を行った知人の父親などに対しておよそ1億9800万円の損害賠償を求めていました」
「「裁判所が私たちの意向をくんで下さったことにまず感謝したい。それでも脅迫加害者の被告は公判でも息子を誹謗中傷する発言を繰り返していたこと、また、学校側も責任逃れを続け事実を隠蔽する行為をしたことに憤りを隠せない。私たちはまだ戦っていかなければならないと思っている」」
…学校側が隠蔽と見える行動をとるのは、まあ裁判の一方の当事者ですし、やむを得ないところもあろう。が、「知人の父親」氏はかなり裁判官側の心証を害しているような…。
「青森県の八戸工業高等専門学校の男子学生(当時17歳)が同級生の父親から脅迫を受けて自殺を図り重い障害を負ったのは、学校が安全配慮義務を怠ったことなどが原因として、元男子学生が学校を設置する国立高等専門学校機構(東京都)らに約1億9700万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が10日、青森地裁であった。鈴木義和裁判長は、脅迫と教員の不適切な指導が自殺行為の要因になったと認め、同級生の父親と同機構に計約1億8500万円の支払いを命じた」
読売新聞記事では事情がよく分からない。なんで親がしゃしゃり出てきているんだ。
日刊スポーツ 自殺図り下半身不随、元男子学生の同級生父と高専に1億8500万円支払い命令「脅迫」原因認定 2022年6月10日20時6分
こちらの記事ではより分かりやすい。痴情のもつれと言う概念で理解できる。…理解できる…?
「鈴木義和裁判長は判決理由で、同級生の父親の脅迫が自殺未遂につながったと認定。自分の息子の交際相手の女性が、以前に付き合っていた元学生から性的暴行を受けたと思い込み、メールや交流サイト(SNS)などで「告発する」「性犯罪者」と脅したことが、「強い恐怖感や今後の人生に対する絶望感を抱かせた」と指摘した。
高専の対応については、女性にストーカー行為をしていると当時の学生主事から一方的に決め付けられ、元学生が強い不信感を抱いたことも自殺未遂の大きな要因になったと判断。高専側の安全配慮義務違反も認めた」
どっちみちなんで親がしゃしゃり出てるんだという疑問は解決しない。
ともあれ、文脈も脈絡もなく突然インネンつけられた―というわけではなく。
…「俺の大切な息子が付き合ったオンナが傷物だったのは」とヒートアップして激烈対応した…わけか…な…?
…なんとか理解しようとするなら、こんな感じか。
ストーカー行為認定も問題だったというわけだ。
これは学校側の過失、失策…なにかなのだろう。…この問題の保護者のあまりの熱量に押し切られた…かなあ。ストーカー行為認定とくれば、それは相応の物証がなければなるまい。交際当時のメールはストーカー行為足りえない。別れて、新しい交際が始まった後に「ほんとに、もうだめか?」と泣きのメールを出すくらいなら、まあ普通のことだろう。ストーカー行為というのは継続性を伴うものだろう。
…まあねえ、「被害者」基準で事なかれ主義を適用すれば、「今後は授業関係のメールも控えるように」という指導をするかもなあ、とは。しかしこの場合でも「…もうわかってるだろ、そーゆーふつーの、並の連絡メールだけでも…先方さんが…な? ということで、とにかく、逃げろ。全力で。それによる成績の不利は発生しないように根回しはするから」くらいはするかなあ。
…まあ、その、「同じ教室にいること自体が既に嫌がらせ行為だ」という主張もあり、まあねえ…。
状況は内部でなければ分からないが、ストーカー(的)行為と認定、そうした名目での指導をした、だろうか。指導記録に残るものなら大問題だし、残さないような口頭注意レベルでも、そりゃまあ事実無根で言われた!となればショックだろう。…いずれにしても判断に踏み込むなら何らかの物証は提示されていただろうか。それがたしかに物証として扱い得るものだったかどうか―まあねえ、教育者としては、なんでそこまで警察的な…とは思われ、だからこそ判断には踏み込まないのが通例かなあと思うのだが。
「青森地裁八戸支部は19年3月、元学生を脅したとして脅迫罪に問われた同級生の父親に、懲役1年、執行猶予3年の判決を言い渡した。提訴時の請求額は約1億4500万円だったが、その後増額していた」
とあって、増額とはあまり見ない。近年は被害者保護の観点から厳しめになりがちか、とは思われるものの、ふつう請求額から割り引いて支払額を決定するだろう。それが増額認定である。よほど脅迫の程度がひどかったか、と思われる。
河北新報 同級生父と八戸高専に賠償命令 1億8千万円、自殺未遂で 2022年6月10日 20:46
「鈴木義和裁判長は判決理由で、同級生の父親の脅迫が自殺未遂につながったと認定。自分の息子の交際相手の女性が、以前に付き合っていた元学生から性的暴行を受けたと思い込み、メールやSNSなどで脅し「強い恐怖感や今後の人生に対する絶望感を抱かせた」と指摘した」
こちらは簡潔で分かりやすい。
NHKははっきりと「恋愛関係のもつれ」とあり、分かりやすい。…ロミオメールくらいはあったかなあと言うあたりの想像もつきやすいが。…しかし性犯罪者扱いできるほどのロミオメールと言うのも、なかなか想像つかないが。
いやまあ想像しろ、書け、と言われればリアルに性的加害扱いできるほどのダメエロメールは、書けるには書けるだろうが、よりを戻したいと思って書くメールじゃないだろそれ。もし16-17歳くらいでそこまでそっち方向にキマっちゃった人間がいたら、そりゃ双方かなりダメだし、そもそもそんなんだったら、自殺未遂するようなタマじゃなかろう…。
NHK 自殺未遂問題 学校側などに1億8500万円余の支払い命じる 06月10日 17時03分
「2017年6月、当時、八戸工業高等専門学校に通っていた男性が恋愛関係のもつれをめぐり、知人の父親から「性犯罪者として告発する」などという脅迫を受けて自殺を図り、下半身に重い後遺症を負いました」
ほぼ言い値で決定と言う、すごい判決。地裁判決なのでまだ決定してませんから、というのはよいが、高裁判決で覆るかなあ…。
「裁判では、男性と両親が当時、相談を受けていた教員が適切な対応をとらなかったなどとして学校を設置している国立高等専門学校機構や脅迫行為を行った知人の父親などに対しておよそ1億9800万円の損害賠償を求めていました」
「「裁判所が私たちの意向をくんで下さったことにまず感謝したい。それでも脅迫加害者の被告は公判でも息子を誹謗中傷する発言を繰り返していたこと、また、学校側も責任逃れを続け事実を隠蔽する行為をしたことに憤りを隠せない。私たちはまだ戦っていかなければならないと思っている」」
…学校側が隠蔽と見える行動をとるのは、まあ裁判の一方の当事者ですし、やむを得ないところもあろう。が、「知人の父親」氏はかなり裁判官側の心証を害しているような…。
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