空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

みたきじめも

2009-12-22 18:00:00 | ソマリア関連
Garowe Online Somalia: Puntland parliament speaker survives landmine blast Dec 21, 2009 - 1:02:00 AM

 プントランド国会議長は主都Garoweで遠隔操作地雷攻撃を受けた。自宅に戻る際に遭ったもの。護衛の一人が死亡,議長の同僚が負傷。議長の負傷については述べられず,無事であった模様。

 爆発後治安部隊が展開,捜索を行った。警察が捜査を行っている。Garoweは基本,安全な都市であるが,これは例外的な事件である。


Garowe Online Ethiopian troops back in Somalia Dec 21, 2009 - 1:20:04 AM

 エチオピア軍がHiranおよびGalgadudに進入。GalgadudのBalanbale市近郊では,地元長老への通告なく塹壕堀をした模様。HiranのKalabeyr市(国境から22kmほど)にも「土曜早く,たくさんの兵隊がここにきて,軍事行動を始めた」。

Garowe Online Somalia: Mogadishu mortar attacks kill 14 Dec 21, 2009 - 1:16:36 AM

 20日(日曜),モガディシュの戦闘(砲撃)によって(多くは民間人の)14名の死者が発生,30名ほど負傷。これは反政府側が警察の66周年記念式典を迫撃砲で攻撃したことに始まる。

 政府側がバカラ・マーケットに向けて(報復)砲撃,これが民間人家屋近くに着弾し死者を生ぜしめた。母親とその二人の子供が死者の列にある。医療関係筋によれば兵士5名と民間人23名が負傷。

 もちろん,反政府側の攻撃だろうが,犯行声明はこの記事の時点では,ない。
 あけて月曜―

BBC news Mortar attack as Somalia MPs return to Mogadishu 21 December 2009

 月曜から議会が再開の予定であったところ,これに対する攻撃があった。議会自体は― 一部議員の心配はさておき―コンクリの建物で行われるため,そこにいる限り,民間人よりはるかに安全ではある。応じた政府側砲撃が地元ラジオ局にあたり,ディレクターの奥さんを含む3名を殺害した。

 また迫撃砲攻撃で17名が負傷したとも。さらに路肩爆弾で5名負傷―

 ―多少の落ち着きを示したモガディシュは,議会再開とともにまた騒乱の巷になった感。

Garowe Online Somalia's president defends his trips abroad Dec 21, 2009 - 12:12:52 PM

 で,大統領としては『外遊しすぎじゃないか』との非難に対し,18年にも及ぶ内戦でソマリアと諸外国との関係は断ち切られたままだ,それを回復するための活動なのだと弁じる。

 他方,『きちんと働く者にはきちんと報酬が与えられるべきだ』と原則論を出しながら―支払うだけの基金が足りないとも言う。世界は援助の金額は口にするが,現物はなかなか出さないのである。この難局に宜しく諸君,取り組んでくれたまえ,というわけだ。

 さらにプントランドとソマリランドに,共通の敵(実際上,アルシャバブ)と戦おうと呼びかける。平和を許容しない勢力を砕かねばならない!

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