空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

業界のお話と過去の自分の指導案件の回顧

2021-03-04 22:51:51 | Weblog
 以下は大学の先生による所感。







 で。私は過去、年長のひとの指導をしたときのことを想起し、うん、「強力な指導」は当人のためにならなかったなあと反省したり、回顧してみたり。

 ―とにかくまあ。
 ある時突然「×××に書くことになった! 書きたいテーマはこれ。ノートはこれだけ。なんとかなりませんか!」と来るのだ。で、数か月でなんとかした。私の指導を理解して受け入れたものかと、まあ一応思ったが―

 ―突如、真っ当な論文を書くようになって、彼の評価は急に上がった―のかもしれない。「~に書くことになった!」が繰り返され、遂に書くものはないけど書かないといけなくなった!というところで私が代打で書くことにし、それで私が新領域に進出するはめになった。

 と同時に、だんだん彼の指導を高度化することに、一応合意がなされた―はずなのだ。
 ところが、評価が高まったこともあってか、だんだん彼は私の指導に反発するようになり―同時に「間違ってたらどうしてくれるんです!」と私を追及するようになった。いや、間違わないように書くんだし、間違ってたらそりゃまずは著者の責任だよ。でなきゃあ指導者の責任だ。つまり私だ。

 そこで彼は離反して、私が教えた内容をできるだけ外して論文を書き―辞書が読めないことが露呈してしまった。

 申請書や差し当たりの論文が「優秀」になっても、実力が伴わなければ、伴わせる気力も気合もなにもなければ、そりゃあ―不幸を呼ぶよなあ、と、そんな記憶。
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