BBC Chasing the Somali piracy money trail By Mary Harper 24 May 2009 00:48 UK
1週間ほど前の記事。
ソマリア沖の海賊活動は多くの人々を大いに富ませた。ソマリアでも国外でも,新しい経済が発達し,警備会社も法律家も交渉人も,関与することからくる大なる実入りに飛びついた。しかしながら身代金として届けられた金に何が起こったのか知るには,二重の困難がある―第一には,海賊とは国際的な犯罪であること,第二には,ソマリアは法治も法規も機能する政府も無い国だということだ。
ソマリアにおける海賊活動が世界中から大犯罪を呼び込んでいることは―ロンドンから組織され,船主自身さえ関与した―様々な報告がある。しかしながら,こうした犯罪を停止するための証拠はほとんど提示されない。
本年だけで$80m (£50m)ほどが身代金として支払われたと報告されているが,ドバイやほかの湾岸諸国で組織化されたシンジケートによってロンダリングされている。湾岸諸国の公的人物たちは猛烈に否認しており,海洋情報に携わる者たちは,マネーロンダリングやその他の大規模国際犯罪が起こっている実際上の証拠を持っていないともいう。
「わずかな証拠に基づく,創造性豊かなリポートがあるばかりだ」とIdarat海洋安全保障社の会長Christopher Ledgerは言う。
「金銭に何が起こったかは極めて不透明だ。部分的には,それはソマリ人が相互に連絡する仕方にあり,また彼らの見通し難い金融システムにも縁る」。
ここまで真面目に訳しましたが,おなかすいたし以下の訳は諦める。長文ですし,例によって抄訳+私的再構成で。
つまりまあ,実際に海賊活動自体を行っているのはティーンエイジャーの「若いの」であって,身代金は彼らだけが山分けするってものじゃない。
Eylでは,たとえば,ハイジャック活動に関与した者たちは30%,その根拠地たる陸上領域を支配しているground militiaは10%,地元社会(長老や役人たち)が10%,出資者が20%,発起人が30%。これらの数字自体が信頼できるかどうかはさておき,いわゆる「海賊活動」はこの産業の寧ろ小さな部分になっていっている,ということのようです。
ある種牧歌的な「海洋防衛活動」が立派な国際的犯罪網に成長してしまったわけですな。
若者たちはいわば「歩兵」であって,前線で「戦う」が彼らの行為の総体を把握はしていないと,まあそういうたとえ。
地元を支配している勢力―アルシャバブ支配地域では,「アガリ」は50%に達するとか。まあそれほどであってこそアルシャバブの大進撃もその実質を揃えることができるわけで。またHarardhereあたりの海賊グループは武器密輸に関わり,ソマリア国内に武器をつぎ込んでいるという。
またofficialsも「アガリ」巻き上げに関与しているそうで(ってまあ,彼らだってMPとかついてても実際はしばしば個々にひとかどのwarlordなわけで)。大変ですね(人ごとのように)。
さらにYemenでも活動を―当然,安定して補給するにはいい土地ですよね。
こうした海賊活動をめぐる金銭の流れは,ソマリ社会独自の金融システムの中にさっくり溶け込んでしまい,跡を追うことも困難である。―概ね契約書とかなしに,口約束で回す社会だそうです。跡は,まあ追えんわな。
まー纏め記事として有用なんではないかと,メモメモ。
1週間ほど前の記事。
ソマリア沖の海賊活動は多くの人々を大いに富ませた。ソマリアでも国外でも,新しい経済が発達し,警備会社も法律家も交渉人も,関与することからくる大なる実入りに飛びついた。しかしながら身代金として届けられた金に何が起こったのか知るには,二重の困難がある―第一には,海賊とは国際的な犯罪であること,第二には,ソマリアは法治も法規も機能する政府も無い国だということだ。
ソマリアにおける海賊活動が世界中から大犯罪を呼び込んでいることは―ロンドンから組織され,船主自身さえ関与した―様々な報告がある。しかしながら,こうした犯罪を停止するための証拠はほとんど提示されない。
本年だけで$80m (£50m)ほどが身代金として支払われたと報告されているが,ドバイやほかの湾岸諸国で組織化されたシンジケートによってロンダリングされている。湾岸諸国の公的人物たちは猛烈に否認しており,海洋情報に携わる者たちは,マネーロンダリングやその他の大規模国際犯罪が起こっている実際上の証拠を持っていないともいう。
「わずかな証拠に基づく,創造性豊かなリポートがあるばかりだ」とIdarat海洋安全保障社の会長Christopher Ledgerは言う。
「金銭に何が起こったかは極めて不透明だ。部分的には,それはソマリ人が相互に連絡する仕方にあり,また彼らの見通し難い金融システムにも縁る」。
ここまで真面目に訳しましたが,おなかすいたし以下の訳は諦める。長文ですし,例によって抄訳+私的再構成で。
つまりまあ,実際に海賊活動自体を行っているのはティーンエイジャーの「若いの」であって,身代金は彼らだけが山分けするってものじゃない。
Eylでは,たとえば,ハイジャック活動に関与した者たちは30%,その根拠地たる陸上領域を支配しているground militiaは10%,地元社会(長老や役人たち)が10%,出資者が20%,発起人が30%。これらの数字自体が信頼できるかどうかはさておき,いわゆる「海賊活動」はこの産業の寧ろ小さな部分になっていっている,ということのようです。
ある種牧歌的な「海洋防衛活動」が立派な国際的犯罪網に成長してしまったわけですな。
若者たちはいわば「歩兵」であって,前線で「戦う」が彼らの行為の総体を把握はしていないと,まあそういうたとえ。
地元を支配している勢力―アルシャバブ支配地域では,「アガリ」は50%に達するとか。まあそれほどであってこそアルシャバブの大進撃もその実質を揃えることができるわけで。またHarardhereあたりの海賊グループは武器密輸に関わり,ソマリア国内に武器をつぎ込んでいるという。
またofficialsも「アガリ」巻き上げに関与しているそうで(ってまあ,彼らだってMPとかついてても実際はしばしば個々にひとかどのwarlordなわけで)。大変ですね(人ごとのように)。
さらにYemenでも活動を―当然,安定して補給するにはいい土地ですよね。
こうした海賊活動をめぐる金銭の流れは,ソマリ社会独自の金融システムの中にさっくり溶け込んでしまい,跡を追うことも困難である。―概ね契約書とかなしに,口約束で回す社会だそうです。跡は,まあ追えんわな。
まー纏め記事として有用なんではないかと,メモメモ。
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