ある意味、試金石

BBC Brazil's Jair Bolsonaro 'lost 40% of blood in stabbing' 8 Sep 2018

　ブラジルの大統領候補が刺されて2リットルもの血液を失うほどの重傷。一命は取り留める模様。

「However some of Mr Bolsonaro's past comments have caused uproar, including equating homosexuality with paedophilia, and saying a congresswoman was too ugly to be raped.」

　ヘイトポイントをむっちゃためまくったっぽい人ではある。下手人については、メンタルヘルスチェックを、ということだそうで、なんというかライシャワー大使事件を思い出すところはある。

　そんなわけで、思想としてのリベラルの場合、当然に1) この暗殺未遂に対してあってはならないことと言明し、その一方で2) 下手人がメンタル的にアレとされているものの、それで人格剥奪をしてはならないと主張する、というあたりはクリアしなければならないというのは、過去のいきさつから明らかと思われる。

　日本でリベラル勢力を気取っている人々はしかし、”ヘイト政治家”がひでえ目にあったことに喜びかねないよなあこのひとたち…とげんなりもするが。

BBC Bolsonaro: Brazil politician's health 'improving' after stabbing 10 Sep 2018

　まー一応、ベッドから離れることができるレベルまで回復できたようである。
　まあ、死にそうにないということがわかったので、まずは結構なことである。
　…大統領選挙期間中に候補者がさくっと暗殺された、なんてのは、それはもう国辱もええところであろうかと思われ、その点にかけては政治的左派も右派も基本的に同意するだろうし、そもそも根本的に基本的に、なにしろ殺人事件は起きないほうが好ましい。