空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

韓国経済メモ:景気見通しがふるわない

2019-02-01 18:25:00 | Weblog
中央日報 韓国企業の体感景気凍てつく…来月の製造業見通しは9年9カ月ぶり最低 2019年01月30日11時05分

企業が感じる体感景気がますます冷え込んでいる。今月の景気見通しが36カ月ぶりの最低水準まで落ちたのに続き来月の見通しはさらに悪化した。特に来月の製造業見通しは9年9カ月ぶりの最低を記録した。
韓国銀行が30日に発表した「2019年1月企業景況調査指数(BSI)」によると、製造業と非製造業を含めた全産業業況BSIは69で前月より3ポイント下落した。2016年3月の68から2年10カ月ぶりの低水準となった。
BSIは企業の体感景気を示す指標で、基準値の100以上なら景気が良いと考える企業がそうでない企業より多いことを意味する。今回の調査は15~22日に全国の企業3696社を対象に行われた


名節を控えた宅配需要などが増え輸送倉庫は9ポイント改善された」などというのは季節的なものと思われ、全般的に低調の模様。

関連:「PMI低調なまま:中国(2019-02-01)」

中央日報 韓経:続く歴代最低・最悪…韓国景気指標「悪化の一途」 2019年02月01日09時21分

韓国政府が発表する景気指標がますます最悪に突き進んでいる。毎月指標が出てくるたびに歴代最低を更新している。昨年の産業生産増加率が関連統計作成以降で最も低かったほか、製造業生産能力は史上初めて減少した

設備投資は昨年下半期に半導体分野で減少傾向が顕著となり、前年比4.2%減った。世界金融危機の2009年(-9.6%)以降、9年ぶりの最低値だ。設備投資が減って昨年の製造業生産能力指数(2015年100基準)は1971年統計作成以降、史上初めて減少した。2017年103.9から昨年102.8に1.1ポイント減った。製造業生産能力指数は事業体が与えられた条件で最大限生産できる量を表す。生産能力が減少するというのは経済の力が限界に到達したという意味だ

 世界金融危機のときより減り具合はマシだが、それでいて生産能力指数が―おそらくオイルショックのときでさえなんとかなったらしいところ―史上初めて減少したというのは、設備投資が長期低落傾向にあることを示唆するだろう。

現在の景気状況を示す一致指数循環変動値と、今後の景気状況を予告する先行指数循環変動値の12月値はそれぞれ前月に比べて0.2ポイント下落した。一致指数は9カ月、先行指数は7カ月連続で下落した。2つの指数が7カ月連続で同伴下落したのは「第1次オイルショック」当時の1971年7月から1972年2月まで8カ月連続下落した後で最も長い

 設備投資がダメになっているというのは

関連:「韓国経済記事メモ:新年さっそく前年比でヤバげな数字が(2019-01-26)」

 最近の記事でも同様。オリンピック景気が超急速に萎んでそのまま今に至る、というわけだろうか。
 この点、オリンピック景気で盛り上がりきってない我が国としてもちと己の将来に不安を抱くといったところだが、先方さんはそんながけっぷちの日本経済のさらに一歩先を行っている(※定番アネクドート)ようで…。

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