空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

一部政府軍士官は武器を横流しし―アルシャバブは高値に関わらず購入する

2009-08-12 12:33:32 | ソマリア関連

 モガディシュのCirtoogte "Sky Shooter"マーケットでは,政府軍士官が横流しした,費用米国もちの武器が販売されているとのこと。

Garowe Online Somalia: Al Shabaab 'is buying govt weapons' Aug 11, 2009 - 9:40:06 AM


 匿名の情報元がGarowe Onlineに語る。市場は活況を呈している。「売られてる暫定政府の武器は軽火器だね。政府軍士官さんからとんでもない値段steep pliceで買って,それより高い値段で売ってるよ。てのも,アルシャバブみたいな反政府派が武器を買うからねぇ」。

 すでに6月に40tもの武器弾薬の供給を受けた政府側。タダでもらえるもんから利益を引き出す…ありがちではありますし,一部で横流しがあるであろうことは予測の範囲内ではあります。

 しかし,横流し士官からの売値がsteepとは…。それは,横流しの不届き者が強気な商売ができる,武器を投げ売りしないでいい(つか,それ,損するだけ)ということを意味するでしょう。

 政府側劣勢の時には,武器ごとアルシャバブ(など)に投降してました。
 恐らく政府側は,一定以上の支配力を回復したのでしょう。

 それに反して,アルシャバブは戦力維持・回復のため,高かろうがなんだろうが,ともかく武器を買わざるを得ない…。もしかして,なんとかしてお金をつくらないといけない破目に陥っている?

 つい2か月前には首都陥落間近とまで言われたアルシャバブ。戦力を消耗し,今や武器弾薬の調達に苦しんでいる様子です…。

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