空野雑報

ソマリア中心のアフリカニュース翻訳・紹介がメイン(だった)。南アジア関係ニュースも時折。なお青字は引用。

雑感

2009-10-30 18:22:57 | Weblog
例の件は相変わらずの斜め上展開:週刊オブイェクト 韓国船カリナスターの異常操舵 2009年10月29日
 ある意味『斜め上であること』が予測されているので,もはや大抵のことでは驚けない。しかしまあ,海峡でドリフト(違)かますコンテナ船というのもシュールな姿である。

 …いやまあ,艦船ローテーション(通常業務+海外派遣&装備更新的意味で)上の問題が出たのは,なんだその,甘受するとしてだ。
 ロイズ的意味で今後は大丈夫なのか韓国企業群。一企業があぼーんするだけで済む計算ならともかく…保険担当者の血管が1ダースほどブチ切れるよーな間抜けな事故をかましては…あのその。

 …有事はさしせまってはいないように感じられる今日この頃,何かあったら大問題ですがまあ概ね何もないまま過ぎるかと思われその限り艦船の不足はそれ自体では致命的ではあるまいところ(訓練機会の不足だなどと問題点を指摘することはできますが)(日本側事情),海運に関わる保険料のプラマイなんてな,今日明日にも経済に直撃,以降地道に首を絞めてくる重大問題ですが(韓国側事情)。そんなに余裕のある経済状況とはしらなんだ,このご時世に。

 例によって陰謀論を語る人がわくわけだが,基本事故だろうjk。

 可能性a:韓国コンテナ船がわざと日本の軍艦をつぶそうとしたという陰謀論をとる場合。
 回答a:この場合,船長(ないし,広げるとしてその周辺)が発狂しただけのことだろう。事故だ,それはもう。

 可能性b:ある種の政治勢力が,日本の国防力を減じある国に有利になるように計画したと考える。
 回答b:どこが得をしたのか。とりあえず日本は得をしてないだろう。また,少なくとも韓国はかなりげっそりになりそうだが。可能性bの場合,仕掛けたのは韓国(船)で,損をするのは韓国(経済)だが,つまりあれか,韓国経済にダメージを与えようと韓国(船の船長)が陰謀をめぐらしコンテナ船を増速し海流を操って自爆したのか。
 もはやそれ,事故じゃねぇか。

 なおコメント欄77
>(以下余談、書いてるの第一変換がカイテルになってるIME……なんかモウダメネこのIME)

 「こんご」が「コンゴ」になり,「きいろにそまり」が「黄色にソマリ」になったりするとよりダメです。たぶん。

 参考:
読売 衝突直前に韓国船急旋回、海保「護衛艦 回避難しい」 2009年10月30日 読売新聞
7管の野俣光孝次長は個人的な意見と前置きしたうえで、「急に目の前にコンテナ船が出てきたくらまにとって衝突回避は難しかったのではないか」と述べた。7管によると、コンテナ船は急旋回してほぼ真横を向いた状態になり、対向する航路を進んできた「くらま」がぶつかった

 ついで:
日経net 首相「日米対等」にこだわり 同盟再検証の意向、米は反発必至 (30日 07:00)
 一から調査し直し,の意向のようですが,なら日米安保条約の条文から始めるんでしょうか。不平等条約ということで一部で名高いわけですが。…日米対等にすると,自衛隊は米軍とつきあって 常 に 出張らなくちゃいけなくなるでしょうが。あるいは,破棄となれば,いわゆる「自主防衛」にどれだけかかるのかと。いや護らないというオプションもありますが。

日経net 首相、献金問題「私がしたわけでない」 (26日 21:41)
『秘書がしたことですから』って,首相,そんな自民党政治家のような言い訳は似合ってま ああいや,民主党代表者としてふさわしくありません。ここは寧ろ新しいパターンを開発すべきではあるまいか。

 つまり,政治家は最初っから『すべて私の責任だ。秘書には責任はない。責任はもっぱら私が負うべきものだ』と大見えを切り,いざ立件だのと具体的問題がおこったら問題の秘書だけ切り捨て(※秘書が首相の男気に感じて一切合財自発的にかぶって司直に身をまかす格好をとる),政治家は無傷で残る。自民党政治家はしばしば秘書に連座して辞職のやむなきに至ったものだが。

 当然の常識として,はとさん(他のおおかたの)訓練の基礎は自民党政治にあり,まあそうした意味でも政治なんてそんなものなんであろうところ,なんか口やかましい一群の人々がその点に目をつむるのは謎ではある。看板かえりゃいいってのなら,それ,ダブルスピーク(日本語Wikipedia)ってやつなんじゃないのか。
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 議員の海賊及びプントランド... | トップ | 【喪男】112歳でも17歳少女を... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

Weblog」カテゴリの最新記事